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五式戦闘機 : ミニ英和和英辞書
五式戦闘機[ごしきせんとうき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ご]
  1. (num) five 
: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦闘 : [せんとう]
  1. (n,vs) battle 2. fight 3. combat 
戦闘機 : [せんとうき]
 (n) fighter (aircraft)
: [き, はた]
 (n) loom

五式戦闘機 : ウィキペディア日本語版
五式戦闘機[ごしきせんとうき]

五式戦闘機(ごしきせんとうき)は第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍最後の制式戦闘機とされる軍用機である。キ番号(試作名称)はキ100。略称・呼称は五式戦〔秋本実著『日本の戦闘機/陸軍篇』1961年出版協同社刊57ページ〕。「隼」「鍾馗」などと言った他陸軍戦闘機に用いられた日本側愛称は存在しない。また本機固有の連合軍の「Zeke」「Tony」などといったコードネームも存在しない。ただし書類上などでは便宜上「Tony II」とされたことがあったという。
製作不良・整備困難などから液冷エンジンハ140(またはハ40)の供給不足に陥り、機体のみが余っていた三式戦闘機に急遽空冷エンジンハ112IIを搭載し戦力化したものであるが、時間的猶予の無い急な設計であるにもかかわらず意外な高性能を発揮、整備性や信頼性も比較にならないほど向上した。五式戦闘機は大戦末期に登場し、また生産数も少ないために実戦での活躍は少ないが、末期の日本陸軍にとり相応の戦力となった。離昇出力は1500馬力と四式戦闘機には及ばないものの空戦能力・信頼性とも当時の操縦士(当時は通常、搭乗員と呼ばれていた。本項では操縦士に統一する)には好評で、連合軍(アメリカ軍)の新鋭戦闘機と十分に渡り合えたと証言する元操縦士も多い。
なお本機には正式な制式指示がなく、「陸軍最後の制式戦闘機」でもなければ、制式化されていないが故に「五式戦闘機」と言う名称自体が便宜上のものとする説もある〔ただし歴史群像編集部 (2010) によれば、歴史群像編集部では使用部隊の多さなどから本機は制式機に準ずると判断した、としている。同じく歴史群像編集部 (2011)では制式指示がなかったと明言している(p.77)。そのためこの文献での五式戦闘機の項目名は「試作(編注:冒頭部分は分類で、他には制式、計画、などが見られる)川崎 キ100 近距離戦闘機(軽戦闘機)」であり、あくまでキ100であり、五式戦闘機ではない。また野原 (2007) では制式化されたか否かには言及せず「採用」と表現されている。ただし、村上 (1985) のように、「制式採用された」と明記する文献もやはり存在する。〕。開発・製造は川崎航空機が行った。設計主務者は土井武夫である。
なお、通常川崎内では「きのひゃく」または「ひゃく」、陸軍航空敞では「きひゃく」または「ひゃく」と呼ばれていた。
以下、本項では一般的な認知度の高い「五式戦闘機」の呼称を用いる。
== 開発の経緯 ==
本機は上述の通り、三式戦闘機に搭載されていた液冷エンジン、ハ-140またはハ-40に生産上・整備上著しい不備が有ったため、これを空冷エンジンであるハ112IIに換装し、それに伴い必要な措置を取ったのみの、急造の機体である。機体自体は急降下時の制限速度が850km/hと高いものであったり開発時のテストで主翼の主桁が15Gに耐えられるなど非常に頑強なものであった。また液冷エンジンに合わせて胴体幅は最大で840mmに抑えられていた。原型機の設計、機体構造やその運用の歴史などについては、三式戦闘機または三式戦闘機#開発の経緯と機体内部構造を参照。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「五式戦闘機」の詳細全文を読む




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