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世界最適調達 : ミニ英和和英辞書
世界最適調達[せかい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [よ, せい]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 
世界 : [せかい]
 【名詞】 1. the world 2. society 3. the universe 
: [さい]
  1. (n,pref) the most 2. the extreme
最適 : [さいてき]
  1. (adj-na,n) optimum 2. the most suitable 
調 : [ちょう]
 【名詞】 1. (1) pitch 2. tone 3. (2) time 4. tempo
調達 : [ちょうたつ]
  1. (n,vs) supply 2. provision 3. raising 
: [たち, たっし]
  1. (n-suf) plural suffix 

世界最適調達 ( リダイレクト:グローバル・ソーシング ) : ウィキペディア日本語版
グローバル・ソーシング[たち, たっし]
グローバル・ソーシングとは商学用語の一つ。グローバル・パーチェイシング世界最適調達などとも言われる。
企業が生産に必要とする物やサービスの調達先として、自国企業に止めずに、世界各国の諸企業を選択対象とすること。結果として、自国内の企業から調達することもありえる〔Quintens, L., Pauwels, P., & Matthyssens, P. (2006). Global purchasing: state of the art and research directions. Journal of purchasing and supply management, 12(4), 170-181.〕。類似の用語に、global procurement、international purchasing、worldwide sourcing、import sourcing、offshore sourcing、international procurementなどがある〔Quintens, L., Pauwels, P., & Matthyssens, P. (2006). Global purchasing: state of the art and research directions. Journal of purchasing and supply management, 12(4), pp.170-171に使用した論者の論文名などが掲載されている。〕。
==経済的背景==
グローバル・ソーシングは、アメリカの生産企業がファブレス化や、生産過程の一部を分割して、外部委託(アウトソース、outsource)することを進め、とくに1990年以降、その範囲が国外に広がったことから、経営戦略のひとつとして注目されるようになった。グローバル・ソーシングが、1990年以降、急速に進んだ要因としては、(1)情報通信革命の進行、(2)東アジア諸国の経済発展、とくに中国の改革開放、インドの経済自由化など、の二つが考えられる〔Murray, J. Y., Kotabe, M., & Wildt, A. R. (1995). Strategic and financial performance implications of global sourcing strategy: A contingency analysis. Journal of International Business Studies, 26, 181-181.〕。
グローバル・ソーシングは、意図からすれば企業の「世界最適調達」optimal worldwide purchasingの結果である。しかし、アメリカと日本とでは、資源環境などが大きくちがうため、その歴史も多く異なっていた。資源の少ない日本では、加工貿易がひとつの国是であったように、明治期から原材料などを(商社を通して)世界中から調達していた。直接購入していたか間接に購入していたかを問わなければ、日本企業は明治期からグローバル・ソーシングをしていたともいえる。これに対し、ほとんどの資源を国内調達できたアメリカ合衆国などでは、原材料や素材・部品を企業外から調達していたとしても、調達先(供給元)はほとんど国内企業であった。1990年代に入り、情報通信費の大幅な低落と、大きな賃金格差をもつ工業国の出現が、国内調達先ばかりでなく、従来は自社企業内で一貫生産していた工程を分割してまで、一部の工程を海外に外部委託したり、部品の国外調達を積極的に行なうようになったことが、グローバル・ソーシングの進展をささえている〔Murray, J. Y., Kotabe, M., & Wildt, A. R. (1995). Strategic and financial performance implications of global sourcing strategy: A contingency analysis. Journal of International Business Studies, 26, 181-181.〕
ボールドウィンは、3世紀に亙るグローバル化の歴史をたどり、現在のグローバル・ソーシングを含むグローバル化の動きを(第1のアンバンドリングに続く)第2のアンバンドリング(second unbundling, 第2の生産大分離)と呼んでいる〔Richard Baldwin (2012) Global Supply Chains: Why They Emerged, Why They Matter, and Where They Are Going. FUNG Globale Institute Working Paper FGI-2012-1. 木村福成「第2のアンバンドリングと市場の高質化」Global COE プログラム市場の高質化と市場インフラの総合的設計 News Letter No.16, 巻頭言.〕。ボールドウィンによれば、第1のアンバンドリングと第2のアンバンドリングの間には、それをもたらした原因においても、その影響においても大きな違いがある。第1のアンバンドリングは蒸気機関の発明により輸送価格が大幅に下落したことから生じた。第2のアンバンドリングはICTの発達と普及により情報費用が急減したことから生じた。第1のアンバンドリングでは、世界に占める先進国(現G7)のシェアは、国内総生産においても貿易量においても増大したが、第2のアンバンドリングでは、まったく逆の現象が生じている〔リチャード・ボールドウィン「グローバル化に関する誤謬」ジェトロ・アジア経済研究所/世界貿易機構(WTO)共催国際シンポジウム「国際価値連鎖:その展開と通商政策への影響」貴重講演1、2013年7月5日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「グローバル・ソーシング」の詳細全文を読む




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