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三原純子 : ミニ英和和英辞書
三原純子[みはら じゅんこ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [み]
  1. (num) three 
: [はら, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
: [じゅん]
  1. (adj-na,n) pure 2. innocent 3. chaste 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)

三原純子 : ウィキペディア日本語版
三原純子[みはら じゅんこ]

三原 純子(みはら じゅんこ、1920年8月6日 - 1959年10月3日)は、昭和期の流行歌の歌手。本名は黒田粋子。
== 経歴 ==
1920年(大正9年)、岐阜県大野郡白川村生まれ。女学校時代から演芸会では美声を知られていたが、卒業後名古屋で音楽の基礎を学ぶ。上京後、作曲家・長谷川堅二に声楽を師事し、長谷川の紹介で、1939年(昭和14年)、タイヘイレコードの専属歌手となる。松竹映画の俳優・三原純にあやかって、芸名を三原純子とし、高橋文夫と歌った「帰ろう帰ろう漢口へ」でデビュー。立花ひろしと歌った「さらば港よ」をはじめ、「出島の雨」、「乙女よ朗らかに」、「さらば東京」など、40曲あまりをレコーディングするが、1942年(昭和17年)に、タイヘイがキングに買収され移籍。「点数の歌」を発売したのみで、同年、コロムビアに移籍。コロムビアにおけるデビュー曲「南から南から」が大ヒットとなり、歌手として認められるようになる。
太平洋戦争開戦により、世間の目が南方に向けられていった中でヒットした「南から南から」で注目を浴びた三原は、大映映画「歌う狸御殿」に出演。実際にはコロムビアにおける初レコーディングであった主題歌「月の小島」で、デュエットした楠木繁夫と恋仲になり、1943年(昭和18年)12月8日、「南から南から」の作曲者・吉田信夫妻の媒酌によって結婚した。戦時中は主に戦時歌謡のレコーディングが多く、「大空に祈る」「花笠おどり」「突撃喇叭鳴り渡る」「固い約束」などのレコードを発売する一方で、国内の軍需工場などを夫婦揃って慰問に訪れた。1945年(昭和20年)、空襲で東京東大久保の家を焼失したため、夫妻は三原の故郷である飛騨高山に疎開。
終戦後も、ステージや国鉄職員の慰問などで各地を巡業するが、二人の身体は戦時中から用いていたヒロポンのため、徐々に蝕まれていった。歌詞を改めた「南から南から」をはじめ、夫妻揃って出演した「春爛漫狸御殿」主題歌「夜風のタンゴ」を二人でレコーディングするなど、新譜も出していたが、1949年(昭和24年)には、夫婦でテイチクに移籍。1950年(昭和25年)、三原自身も出演した大映映画「ニッポンGメン 難破崎の血斗」主題歌「しのび泣く雨」が久しぶりの大ヒットとなった。このヒットによって、紅白歌合戦にも出演している。
関係の深かった音楽家から感染した肺結核が徐々に悪化すると、期を同じくして、夫・楠木は根っからの酒豪であったため、ヒロポン中毒が重なったためか、脳溢血に倒れる。生活のため夫婦揃ってのステージや巡業は1956年(昭和31年)まで続けていたが、三原は結核が悪化したため、姉のいる故郷に転地療養を余儀なくされた。療養中に、楠木は自殺。その死は、体調を気にした親戚が頃合を見計らって彼女に伝えられたが、最愛の伴侶を失った影響は大きかった。1959年(昭和34年)10月3日、三原は死去した。39歳没。比翼塚には1958年没と刻まれているが、本教寺の昭和34年の過去帳に死去の記録がある。
1977年(昭和52年)には、三原の故郷・飛騨高山の法華寺に楠木と三原を偲ぶ比翼塚が建立され、夫妻の良き理解者であった古賀政男は最晩年に病身をおして、この碑を訪れたという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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