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一説部 : ミニ英和和英辞書
一説部[いっせつぶ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いち]
  1. (num) one 
一説 : [いっせつ]
 (n) another report (opinion)
: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

一説部 : ウィキペディア日本語版
一説部[いっせつぶ]
一説部(いっせつぶ、; )は部派仏教の一派。アショーカ王時代に大衆部から分裂したとされる。
==歴史==

チベットラマターラナータ()は、一説部、説出世部鶏胤部は本質的に同じであるとみている〔Baruah, Bibhuti. ''Buddhist Sects and Sectarianism.'' 2008. p. 48〕。彼は「エカヴヤーヴァハーリカ」()を大衆部全体で使われる言葉だったとも考えている〔Baruah, Bibhuti. ''Buddhist Sects and Sectarianism.'' 2008. p. 19〕。一説部、鶏胤部、説出世部は大衆部が初めて分裂した際に生じた三つの部派である。一説部の教えは後世にはほとんど伝わらず大衆部の一部にすぎないと考えられたとアンソニー・ケネディー・ウォーダーが言及している〔Warder, A.K. ''Indian Buddhism''. 2000. p. 281〕。
ブッダ般涅槃から200年後に大衆部の多くの部派がラージャグリハの北へ移動し、大乗仏教の教説が形の上で三蔵に統合されるべきか否かを巡って分裂したと6世紀インドの僧侶真諦が書き記している〔Walser, Joseph. ''Nāgārjuna in Context: Mahāyāna Buddhism and Early Indian Culture.'' 2005. pp. 50-51〕。この説明に基づけば、大衆部が三派に分裂したのはこういった大乗経典の権威を受け入れるうえでの相対的な態度・程度によるものということになる〔Walser, Joseph. ''Nāgārjuna in Context: Mahāyāna Buddhism and Early Indian Culture.'' 2005. p. 51〕。真諦によれば、一説部は大乗経典を仏説として受け入れたという〔Sree Padma. Barber, Anthony W. ''Buddhism in the Krishna River Valley of Andhra.'' 2008. p. 68.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「一説部」の詳細全文を読む




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