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ロマネスク建築 : ミニ英和和英辞書
ロマネスク建築[-けんちく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

建築 : [けんちく]
  1. (n,vs) construction 2. architecture 

ロマネスク建築 : ウィキペディア日本語版
ロマネスク建築[-けんちく]

ロマネスク建築(-けんちく Romanesque architecture)は、 中世西ヨーロッパの建築様式である。時代区分としては、おおよそ1000年から1200年頃までのゴシック建築以前の建築を指す。最初のヨーロッパ建築と言っても過言ではない。同時代のビザンティン建築と同じく、教会堂建築において最高の知識技術芸術が集約されており、彫刻絵画は聖堂を装飾するための副次的要素であった。
ロマネスクという言葉は、美術史・建築史において、19世紀以降使われるようになった用語である。直訳すると「ローマ風の」という意味であるが、当初は「堕落し粗野になったローマ風の様式」という蔑称としての側面が強く、その芸術的・建築的価値が評価されるようになるのは20世紀になってからである〔馬杉宗夫、p42-p43。ロマネスクという言葉は1818年フランスの考古学者ジェルヴィルのopus romanumに端を発する。中世建築の再評価が始まるのは1840年頃からであり、しかも、まずそれはゴシック建築であった。ロマネスク美術の評価は、アンリ・フォションによって1930年代から始まる。辻佐保子訳『ロマネスク彫刻 形体の歴史を求めて』がある。(1975年中央公論社)〕。

== 概説 ==
ロマネスク建築は、11世紀ザクセン朝神聖ローマ帝国によって西ヨーロッパの秩序が回復した後、フランススペイン北部、ドイツイングランドイタリアと、これらに囲まれた地域で形成された建築である。東ヨーロッパなどの周辺部については、わずかながらロマネスク建築の特徴を持った教会堂が点在するが、本質的には西ヨーロッパで興った建築である。
ロマネスク建築の初期の発展については、カロリング朝フランク王国の時代を通じて組織化された中世キリスト教会、特に11世紀に西ヨーロッパの学問文化を主導する役割を担っていた修道院の活動によるところが大きい。ロマネスクの時代、修道院運動は全盛期を迎えており、11世紀に設立されたクリュニー修道院と12世紀創設のシトー会の活動は、ロマネスク建築の発展に特に関連づけられる。12世紀後半になると、教会改革によって修道院の活動はより厳格なものとなり、修道院建築は簡素なものとなるが、神聖ローマ帝国の権力が解体されたことによる地方封主の勢力拡大とヨーロッパ全体の農業と産業の発展にともなって、世俗の支援者たちによる拠点都市への大教会堂の建設が行われるようになった。このため地域的な差異がたいへん大きくなり、イベリア半島やイタリア半島南部では、イスラーム芸術が入り交じった独特の建築(シチリア王国の建築や、アンダルシアムデハル様式)を形成し、12世紀後期のイル=ド=フランスは、すでにゴシック建築と呼べる段階に移行している。
ロマネスク建築初期の特徴は大きくフランスのロワール川の南北で分けることができる。ロワール川以北では、初期ビザンティン建築と同様に、教会堂の形式としてバシリカが採用されたが、角柱に支持された分厚い石の壁で覆われた空間が好まれ、美学的には側廊と身廊を円柱でスクリーンのように分離し、壁面をモザイクとして物質性を否定するような初期キリスト教のバシリカとの関係性はほとんどないと言える。ロワール川以南では、ヴォールト天井を備えた単廊式教会堂が多く建設され、後に広間式教会堂と呼ばれる形式が発展した。バシリカと単廊式ともに、カロリング朝の時代から建設されており、建築史家によっては、8世紀から9世紀のカロリング朝建築をロマネスク建築に含める場合がある〔N.ペヴスナー、J.フレミング、H.オナー、p514。〕。11世紀以降をロマネスクとする説では、それ以前のものを初期キリスト教建築、またはプレ・ロマネスク建築などと呼ぶ。
ロマネスクという言葉は19世紀から用いられるようになったが、19世紀の人々がどのように考えたにせよ、「ローマ風」の言葉が意味するほど、古代ローマの建築物と深いつながりがあるわけではない。ロマネスク建築は、ゲルマン民族の侵入によってローマ文化が途絶えてしまった地域で盛んになったのであり、初期の段階では、先行する建築物や同時期の他文明からの影響はほとんど認められない〔H.E.クーバッハ『図説世界建築史』ロマネスク建築p6-p7。当時の西ヨーロッパが他の地域と全く交流がなかったわけではなく、大シスマの後も東ローマ帝国との交流は盛んであった。それだけに、その独自性は注目に値する。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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