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ラ・ヴォアザン : ミニ英和和英辞書
ラ・ヴォアザン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ラ・ヴォアザン ( リダイレクト:ラ・ヴォワザン ) : ウィキペディア日本語版
ラ・ヴォワザン

ラ・ヴォワザン(、1640年4月11日 - 1680年2月20日)は、17世紀フランス黒魔術師毒薬製造・販売者。本名はカトリーヌ・モンヴォワザン(Catherine Montvoisin)、旧姓はカトリーヌ・デエー(Catherine Deshayes)。当時のフランスで流行していた数々の毒殺事件の主犯ともいえる女性である。
== 来歴 ==
宝石商との夫と娘との3人で暮し、豪邸に客たちを招いて夜会を開くなど、表向きは趣味の良い生活ぶりであったが、その裏では毒薬の実験、媚薬堕胎剤の製造、悪魔崇拝の儀式を行なっており〔、黒ミサにも精通していた。夫と死別後、表向きは占い師助産師として生活していたものの、裏では堕胎業や黒魔術で活動、後に毒薬の製造・販売・輸出を始めた。国内の貴婦人たちは身分を隠して媚薬や堕胎剤、さらに毒薬などを買い求め、ヴォワザンにとって莫大な収入源となった〔〔。
1679年、ある女占い師が毒殺商売の罪状で逮捕され、彼女の自白によりヴォワザンもまた逮捕に至り〔、豪邸で秘かに行われていた数々の悪事が明らかになった〔。壮絶な拷問の末の自白で、国内のかなりの著名人たちがヴォワザンの顧客であることが判明した〔。
この時代、フランスでは毒殺事件の流行に際して火刑裁判所が設置されていた。これは、犯人と断定された者は即刻火刑に処される国王直轄機関であり、1680年、ここで最初に火刑となった者がヴォワザンである〔。処刑にあたってヴォワザンは、公衆の面前での自らの罪の白状と、神と王に対しての謝罪を命じられたが、これを断固として断った〔。自白を撤回することも一切せず、堂々たる悪女ぶりであったという。書簡作家として知られるセヴィニエ侯爵夫人も、1680年に書き記した書簡の中でその彼女の堂々さへの感嘆を述べている〔。
なお17世紀フランスの連続毒殺犯ド・ブランヴィリエ侯爵夫人が処刑されて遺体が焼却された際、セヴィニエ夫人は、その灰の混ざった空気を人々が吸うことで心を侵されることを危惧していたが、その危惧の通り、ヴォワザンの処刑はそのわずか2年後のことであった〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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