翻訳と辞書
Words near each other
・ ランダム・アクツ・オブ・センスレス・ヴァイオレンス
・ ランダム・ウォーク
・ ランダム・ウォーク (漫画)
・ ランダム・ウォーク理論
・ ランダム・オラクル
・ ランダム・ノイズ
・ ランダム・ハーツ
・ ランダム信号
・ ランダム共重合体
・ ランダム分布
ランダム初期廃棄
・ ランダム初期検知
・ ランダム化比較試験
・ ランダム廃棄
・ ランダム行列
・ ランダム誤差
・ ランダム過程
・ ランダム配向
・ ランダル
・ ランダルマ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ランダム初期廃棄 : ミニ英和和英辞書
ランダム初期廃棄[らん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [はつ]
  1. (n,adj-no,n-suf) first 2. new 
初期 : [しょき]
  1. (n,adj-no) (1) (gen) (comp) early (days) 2. initial stage 3. (2) (computer) initial 
: [き]
  1. (n,n-suf) period 2. time
廃棄 : [はいき]
  1. (n,vs) annulment 2. disposal 3. abandon 4. scrap 5. discarding 6. repeal 

ランダム初期廃棄 ( リダイレクト:ランダム初期検知 ) : ウィキペディア日本語版
ランダム初期検知[らんだむしょきけんち]

ランダム初期検知(ランダムしょきけんち、)あるいはランダム初期廃棄(ランダムしょきはいき、)は、アクティブキュー管理アルゴリズムの一種。輻輳防止アルゴリズムの一種でもある。
従来からあるテールドロップ方式では、ルーターなどのネットワーク機器は可能な限り多くのパケットを溜め込み、バッファに入りきらなくなったパケットを単に捨ててしまう。バッファが常に満杯なら、ネットワークは輻輳状態である。テールドロップは不公平であると言われている。テールドロップはTCPグローバル同期の原因にもなり、全てのTCPコネクションが同時に待ち状態になり、同時に再開しようとする状態が発生しやすい。ネットワークは利用率が低下していくことになる。REDはこの問題への対処である。
REDでは、平均キュー長を監視し、確率に基づいてパケットを捨てる(あるいはECNと組み合わせて使う場合は印を付ける)。キューが長くなると、入ってきたパケットを捨てる確率が高くなる。バッファが満杯になると、確率が1に達し、入ってきたパケットは全て捨てることになる。
RED はテールドロップよりも公平と言われている。あるホストがより多数のパケットを送出すると、パケットが捨てられる確率が高くなる。初期検知はTCPグローバル同期の発生を防ぐ助けとなる。
RED では、Quality of Service (QoS) による差別化が不可能となる。重み付きRED (WRED) と RED In/Out (RIO) は、QoS をある程度考慮した初期検知アルゴリズムである。
== 派生 ==
重み付きREDでは、各種属性(IPパケットのTOSフィールドの値やDSCP)やキューによって確率を変化させることができる。
適応/動的RED (ARED) アルゴリズムは、平均キュー長の観測に基づいて攻撃的なREDにするかどうかを推定する。平均キュー長が低いほうのしきい値付近にある場合、初期検知を行うのは攻撃的すぎると判断する。一方、平均キュー長が高い方のしきい値付近にある場合、単なる初期検知では保守的すぎると判断する。このような判断に基づいて、トラフィックを廃棄する確率を変化させる。
Srikant に技法の詳しい解説と分析がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ランダム初期検知」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Random early detection 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.