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ムンバイ同時テロ事件 : ミニ英和和英辞書
ムンバイ同時テロ事件[くだん, けん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [どう]
 【名詞】 1. the same 2. the said 3. ibid. 
同時 : [どうじ]
  1. (n,adj-no) simultaneous(ly) 2. concurrent 3. same time 4. synchronous 
: [とき]
  1. (n-adv,n) (1) time 2. hour 3. (2) occasion 4. moment 
テロ : [てろ]
 【名詞】 1. (abbr) terror 2. terrorism 3. (P), (n) (abbr) terror/terrorism
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

ムンバイ同時テロ事件 ( リダイレクト:ムンバイ同時多発テロ ) : ウィキペディア日本語版
ムンバイ同時多発テロ[むんばいどうじたはつてろ]


ムンバイ同時多発テロ(ムンバイどうじたはつテロ)は、2008年11月26日夜から11月29日朝にかけて、インドムンバイで外国人向けのホテルや鉄道駅など複数の場所が、イスラーム過激派と見られる勢力に銃撃、爆破され多数の人質がとられまた殺害されたテロ事件である。
== 概要 ==

2008年11月26日夜、インド最大の都市であり商業の中心地でもあるムンバイ(旧名ボンベイ)で、同時多発的に発生した10件のテロ立てこもり事件は、11月29日朝、陸軍部隊がすべての立てこもり拠点を制圧して終結した。
少なくとも172人ないし174人〔〔(うち34人は外国人)が死亡、負傷者は239人〔にのぼることが確認されている。
テロ攻撃のうち8件が南ムンバイで起こった。標的となったのは、混雑した チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅。二カ所の五つ星ホテル、ナリーマン・ポイントにあるオベロイ・トライデントインド門近くのタージマハル・ホテル
コラバ地区にある旅行者に人気のレストラン、レオポルド・カフェ
カマ病院。ユダヤ教正統派のナリーマン・ハウス(ムンバイ・ハバド・ハウス)。
メトロ・アドラブ映画館。
ムンバイ警察の本部ではマハーラーシュトラ州対テロ特殊部隊の隊長を含む、少なくとも3人の警察幹部が銃撃戦によって死亡した。
ムンバイ港湾地区のマズガーオン造船所では爆発があった。10件目の事件として、空港に近い 北ムンバイのヴィレー・パールレー郊外におけるタクシーの爆発があげられるが、南ムンバイの同時テロとの関連性は不明である。
デカン・ムジャーヒディーンと名乗る組織から、事件の犯行声明を主張する電子メールが報道機関に送られた。
調査によりこの電子メールの発信元はパキスタンであることがつきとめられた。
しかし、テロ実行犯たちの所属組織は特定されていない。インドのマンモハン・シン首相は、このテロ事件は単独では実行不可能であったろうから、おそらく「外部とのつながり」があるだろうと述べた。
警察の発表によると、逮捕したテロリストのうち一人が、自分たち実行犯はパキスタンに本拠を置くイスラーム主義組織ラシュカレトイバ(Lashkar-e-Taiba)に所属していると供述したとのことである〔 が、このことはインド・パキスタン両国の関係に深刻な影響をもたらす可能性がある。
しかし、パキスタン政府はテロリスト集団への支援を否定し、「テロリストには宗教など全く関係ない」との考えを明らかにした。
インディアン・ムジャーヒディーンのテロリスト集団は2008年9月にも、ムンバイの市内複数箇所で爆破事件を起こすと犯行予告を出していた。
いくつかのテレビ報道によると、オベロイ・タワーで人質を取って立てこもっている最中、テロリストの一人は、国内のあるテレビチャンネルの放送において、人質解放の条件としてインドで拘束されている「ムジャーヒディーン」全員の釈放を要求した。また、この実行犯は、その場に7人の仲間が人質を取って立てこもっている、とも述べた。
この要求は、ナリーマン・ハウスの人質の一人がニューデリーにあるイスラエル領事館へかけた電話でなされたものと伝える報道もある。
アルカーイダがこの攻撃に関与しているかどうかについては、専門家の間でも意見が分かれている〔。パキスタンに詳しい解説者の中には、この事件の背景にはインド国内のテロ勢力がいると示唆する向きもある

ムンバイ同時テロは11月28日早朝にいったん終結宣言が出されたが、直後に撤回された。鎮火され、兵士たちが人質を避難させ、犠牲者の遺体を片付けていた〔ナリーマン・ハウスとオベロイ・トライデントでは、特殊部隊兵士により人質が救出された〔〔 〕。ユダヤセンターでは殺害された5人の人質が発見された。
ニュースはその後、タージマハル・ホテルには依然2~3人のテロリストが潜伏しており、複数の爆発音が聞こえ銃撃戦が続いていると報じた〔。火災がタージマハル・ホテルの一階で発生し、二階部分からもうもうたる煙が立ち上った〔。タージマハル・ホテルの建物への損害はすさまじく、屋根部分のドームやHeritage Wing of the Tajの一部は破壊されたと伝えられた〔。軍治安部隊(NSG)によるホテル鎮圧作戦は完了し、その際に実行犯3人が死亡したとされている。
タージマハル・ホテルの制圧が完了し同時テロ事件が本当に終結したのは、11月29日朝のことであった。
このテロ事件は、インドとパキスタンの緊張関係を一層悪化させた。
インド外務省は、12月1日にパキスタン高等弁務官のShahid Malikを呼び、パキスタンの土壌から生まれたテロをパキスタンが抑え込めなかったことについて公式に抗議した。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ムンバイ同時多発テロ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 2008 Mumbai attacks 」があります。




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