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ミケーネ・ギリシャ語 : ミニ英和和英辞書
ミケーネ・ギリシャ語[2002-2003]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 

ミケーネ・ギリシャ語 : ウィキペディア日本語版
ミケーネ・ギリシャ語[2002-2003]

ミケーネ・ギリシャ語 (ミュケーナイ・ギリシャ語) はギリシャ本土、クレーテー島、キュプロスで紀元前16世紀~12世紀に話されていた、ギリシャ語の中で最も古い言語である。この言語は線文字Bで綴られており、紀元前14世紀以前のクレーテー島で発見された碑文が最も古い物であるとされる。これらの碑文の殆どは中央クレーテー島のクノーッソスペロポンネーソス半島南西のピュロス等で出土した粘土板上で見つかっている。他の石版はクレーテー島西のカニアテーバイティーリュンスでミュケーナイ自体で見つかっている。
ミュケーナイ・ギリシャ語の呼び名はミュケーナイ・ギリシャの中心地の一つに因んでいる。石版は長い間読み解かれず、マイケル・ヴェントリスが数々の証拠よってこの言語がギリシャ語の早期の形であると1952年に読み解くまで考えられる全ての言語が提案されていた。石版の文章の殆どが表や目録であり、散文や神話や詩等は残っていない。しかし、これらの記録から暗黒時代以前の人々について垣間見える。
==綴り==

ミュケーナイ・ギリシャ語は およそ200ヶの音節文字と表語文字から成る線文字Bの文章として残っている。線文字Bは未だ読み解かれていないミノア語の文字である線文字Aから分かれており、ミュケーナイ・ギリシャ語の音韻を十分には反映していない。また線文字Bはギリシャ語を示す為に必要な音声が足りていない為、かなり単純化して示されている。
主な綴りの単純化を以下に示す。〔Ventris and Chadwick (1973) pages 42–48.〕

これらの決まりに加えて複数の音が同音になることで、見せ掛けの同音異義語が生まれてしまう。〔Ventris & Chadwick (1973) page 390.〕
長い単語は語中または語尾を省く事が出来る。
*ミュケーナイ・ギリシャ語は線文字Bで書かれており、半母音/w, j/、流音/m, n, r/、摩擦音/s/、閉鎖音の/p, t, d, q, z/と希に/h/が区別される。
*有声・無声・帯気音は全て同じに綴られ、/t, tʰ/と/d/のみが書き分けられる。
*流音の/r/と/l/は共に/r/と綴られる。
*/h/はaに続くときのみ書き分けられるが、その他の場合では書き分けられない。
*母音と子音の長さは書き表せない。
*多くの環境で母音に続かない子音を記す事が出来ず、次の音節の母音を挟むか子音を省いて綴られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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