翻訳と辞書
Words near each other
・ マスジド・アル・ハラム
・ マスジド・アル・ハラーム
・ マスジド・アル=ハラム
・ マスジド・アル=ハラーム
・ マスジド・クルーセ
・ マスジド・ネガラ
・ マスジド・ハラム
・ マスジド・ハラーム
・ マススクリーニング、集団検診
・ マスストランディング
マススペクトル
・ マスタ
・ マスタッシュ/memories
・ マスタバ
・ マスタファー
・ マスタリング
・ マスタリングエンジニア
・ マスタリング・エンジニア
・ マスタング
・ マスタング (曖昧さ回避)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

マススペクトル : ミニ英和和英辞書
マススペクトル
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


マススペクトル : ウィキペディア日本語版
マススペクトル
マススペクトル (Mass Spectrum, MS) は、質量分析の結果得られる、横軸に質量(正しくは''m''/''z'' 値)、縦軸に検出強度をとったスペクトルである。試料分子の構造に関係する情報が多く含まれるため、既知物質の同定や新規物質の構造決定に用いられる。
マススペクトルを解釈する上で問題となるのは、主に''m''/''z'' 値、同位体ピーク、およびフラグメンテーションである。また、質量分析計の性能を評価する基準として質量分解能がある。以下それぞれ概略を記す。'm''/''z'' 値同位体ピーク、およびフラグメンテーションである。また、質量分析計の性能を評価する基準として質量分解能がある。以下それぞれ概略を記す。
質量分解能がある。以下それぞれ概略を記す。
==''m''/''z'' 値==
質量分析においては、試料はイオン化され、電界または磁界中で分離される。このとき、イオンが受ける力は質量 ''m'' と電荷 ''z'' の比、''m''/''z'' に比例する。したがって、マススペクトルの横軸は質量でなく、''m''/''z'' の値である。
分子 M をイオン化する際、1価イオン M+ のみでなく、2価イオン M2+ などが生じることがある。この場合、M2+ はマススペクトル上において M の半分の分子量 (''m''/2) を持つ分子のように現れる。このように1より大きな価数 ''n'' を持つイオンを多価イオンと呼び、M''n''+ と表す。多価イオンは試料質量の 1/''n'' 倍の値を持って現れる。
また、会合しやすい分子では、2量体や3量体など、多量体の形でイオン化することがある。このようなイオンを会合イオンと呼び、''m'' 量体由来のピークを ''m''M+ と表す。会合イオンは試料質量の整数倍の値をもって現れる。
多価イオンは酸性マトリックスを使ったMALDI法などを用いた際に、また会合イオンはESI法などのイオン化法を用いた際に多く見られる。通常の試料においては、1価・1量体のイオン(分子イオン、あるいは親イオンという)が最も観測されやすく、''n'', ''m'' が大きくなるほど観測されにくくなる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マススペクトル」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.