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ペナント・ナンバー : ミニ英和和英辞書
ペナント・ナンバー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ペナント・ナンバー : ウィキペディア日本語版
ペナント・ナンバー[ちょうおん]

現代のイギリス海軍イギリス連邦、ヨーロッパ諸国の軍艦には、識別のためにペナント・ナンバー(''pennant number'')が付されている。ペンダント(pendant)・ナンバーとも言う。ペナント・ナンバーという名称は、そもそも艦艇に所属小艦隊や艦種を表すペナント(旗)が与えられたことから来ている。たとえばイギリス海軍では赤い三角旗が水雷艇を、H(の信号旗)が水雷艇駆逐艦を表していた。これらのペナントに数字を加えることで、各艦を特定することができた。それゆえペナント・ナンバーは文字と数字の組み合わせになっている。数字の前に置かれる文字をflag superior(前置フラッグ)、数字の後に置かれる文字をflag inferior(後置フラッグ)と言う。ただし前置フラッグのないペナント・ナンバーもある。
アメリカの同種の体系については船体識別符号Hull classification symbol)を参照。
== イギリス海軍のペナント・ナンバー ==
この体系は第一次世界大戦前に、同一または類似する名前の艦船を識別し、また通信文の分量を減らして安全性を増すため、そして同型艦が相互に認識するのを補助するために採用された。伝統的に、ペナント・ナンバーの番号と前置フラッグまたは後置フラッグの間には「.」(ピリオド)が置かれていたが、この慣例は徐々に廃れ、両大戦間のおよそ1924年以降の写真には船体のペナント・ナンバーにはピリオドが見られなくなってきている。この体系は大英帝国内を通じて使用されたため、艦船がある海軍から別の海軍に移籍してもペナント・ナンバーが変わることはなかった。
ペナント・ナンバーは当初、個々の海軍基地ごとに割り当てられ、根拠地を変えると新しい番号が割り当てられていた。海軍本部はこの状況に対処し、艦船の種類ごとに識別フラッグで分類して、1910年に最初の「海軍ペナント・リスト("Naval Pennant List")」を編纂した。加えて、第2および第3(すなわち予備)の艦隊の艦船には、どの海軍補給廠で要員配置されたか示す2番目の前置フラッグを付与した。「C」はチャタム、「D」はデヴォンポート、「N」はノア、そして「P」はポーツマスを意味した。駆逐艦にはまず「H」という前置フラッグが割り当てられたが、これにはH00からH99までの100通りの組み合わせしかなかったので、さらに「G」と「D」も割り当てられた。船が沈没すると、そのペナント・ナンバーは新しい船に再利用された。
各艦種の前置フラッグはしばしば変更されたが、数値は同じものがそのまま使われた。例えば、1940年にイギリス海軍は「I」と「D」を交換した(すなわちD18はI18に、I18はD18になった)。また1948年には「K」、「L」と「U」がすべて「F」となった。このとき、番号が重複する場合は、番号の先頭に「2」を付加した。
潜水艦は1970年代に船体へのペナント・ナンバーの表示を中止した(番号自体は存続した)。それは、原子力推進化によって、水上で航行する機会が極めて少なくなってきたことによるものである。
フリゲート・ランカスターには初めF232という符号が与えられたが、座礁した船に関するイギリス海軍公式報告の書式(form)番号が「232」であることがわかり、水兵が嫌ったため、直ちにF229に変更された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ペナント・ナンバー」の詳細全文を読む




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