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ヘンリー・ハサウェイ : ミニ英和和英辞書
ヘンリー・ハサウェイ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヘンリー・ハサウェイ : ウィキペディア日本語版
ヘンリー・ハサウェイ[ちょうおん]

ヘンリー・ハサウェイ(Henry Hathaway, 1898年3月13日 - 1985年2月11日)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント出身の映画監督・プロデューサー。冒険活劇や西部劇、フィルムノワールの分野で活躍した。
== 略歴 ==
両親ともに俳優。1925年からヴィクター・フレミングジョセフ・フォン・スタンバーグの元でアシスタントを務めるようになる。
1932年、西部劇である『砂漠の遺産』の監督としてデビュー。これはランドルフ・スコットの初主演映画である。その後もランドルフ・スコットとはコンビを組み、計7本の西部劇(『砂漠の遺産』『白馬王国』『最後の一人まで』『燃ゆる山道』『森の男』『轟く天地』『国境の狼群』)と、1本のコメディ(『浮気名女優』)を制作。
途中から平行してゲイリー・クーパーと組んだ作品を制作するようになる。ゲイリー・クーパーと組んだ代表作ではメロドラマの『永遠に愛せよ』、冒険活劇の『ベンガルの槍騎兵』と『暁の討伐隊』、少し後年の1954年にシネマスコープ西部劇『悪の花園』がある。『ベンガルの槍騎兵』ではアカデミー監督賞にノミネートされた。
1936年のヘンリー・フォンダ主演の西部劇『丘の一本松』はテクニカラーで最初に野外撮影された作品、1941年の西部劇『丘の羊飼い』はジョン・ウェイン初のテクニカラー作品である。
1940年代にはセミ・ドキュメンタリーにも分類されるフィルム・ノワールを幾つか制作した。その1つ目の作品である1945年の『Gメン対間諜』はセミ・ドキュメンタリーの始祖的な作品とされている。ニューヨークで野外撮影した1947年の『死の接吻』はフィルム・ノワール全体の中からも傑作と見なされている。リチャード・ウィドマークはこの作品がデビュー作であり、その鮮烈な殺し屋の演技でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。翌1948年のジェームズ・ステュアート主演の『出獄』や、1951年の『''Fourteen Hours''』も、この時期の代表的傑作である。
晩年にかけてはジョン・ウェインと組むことが最も多くなる。1957年のサハラ砂漠が舞台の異色冒険活劇『失われたものゝ伝説』はジョン・ウェインの主宰するバトジャック・プロの第1回作品である。独自の雄大で大らかな西部劇の作風が始まったといえる1960年の『アラスカ魂』はジョン・ウェインとキャプシーヌを共演させた。ニコラス・レイフィリップ・ヨーダンの原案を、ベン・ヘクトが脚色した、サミュエル・ブロンストン製作の1964年の大作『サーカスの世界』をフランク・キャプラに代わって完成させる。1965年の『エルダー兄弟』はジョン・ウェインが肺がん手術後の復帰作で、大ヒットを記録した。そして1969年の『勇気ある追跡』ではジョン・ウェインにアカデミー主演男優賞をもたらした。
西部劇、冒険活劇、ノワール、スパイ映画、戦争映画、歴史劇、コメディ、サスペンス、ミステリー様々なジャンルを精力的にこなし、ハリウッドのスタジオからは重宝された。一方で娯楽映画を作り続けた職人監督であるがためか、ハサウェイ個人そのものには省みられず、評論家からは無視されたが、2001年に映画研究家の''Rudy Behlmer''が『''Henry Hathaway''』として評伝を出版している。
遺作は1974年の『''Hangup''』、最後の西部劇は1971年の『新・ガンヒルの決斗』である。この作品の原題は『''Shoot Out''』でジョン・スタージェスの『ガンヒルの決斗』との関連性は全くない。グレゴリー・ペック主演で、6歳の少女とガンマンの交流を描く、『勇気ある追跡』の延長線上にある西部劇である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘンリー・ハサウェイ」の詳細全文を読む




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