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ブレンハイムの戦い : ミニ英和和英辞書
ブレンハイムの戦い[ぶれんはいむのたたかい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

ブレンハイムの戦い : ウィキペディア日本語版
ブレンハイムの戦い[ぶれんはいむのたたかい]

ブレンハイムの戦い(The Battle of Blenheim)は、スペイン継承戦争における戦闘の1つで、1704年8月13日バイエルン選帝侯国フランス連合軍とイングランドオーストリア神聖ローマ帝国)同盟軍が現在のドイツバイエルン州に位置するドナウ川流域のブレンハイム(ブレニム)で争い、イングランド・オーストリア同盟軍が勝った戦いである。イングランド・オーストリア同盟軍総司令官のマールバラ公ジョン・チャーチルがフランス軍相手に大勝利した戦いとして知られている。
== 戦闘前 ==

=== 帝国の危機 ===
スペイン継承戦争が始まって主戦場はネーデルラント連邦共和国オランダ)・イタリア・ドイツに絞られ、ネーデルラント戦線はイングランドからオランダに渡ったマールバラ公が1702年から1703年にかけてマース川付近でフランス軍を牽制しつつ占領地域を解放していった。1701年に勃発した北イタリア戦線もオーストリア軍の司令官プリンツ・オイゲンが1702年8月15日ヴァンドーム公率いるフランス軍にルッザーラの戦いで勝利、イタリア戦線を停滞させた〔友清、P57 - P70、P85 - P88、マッケイ、P68 - P79。〕。
ところが、ドイツでは危機が迫っていた。1701年2月、バイエルン選帝侯南ネーデルラントベルギー)総督を兼ねていたマクシミリアン2世がフランス軍の南ネーデルラント駐留を認め、北のオランダを脅かした。のみならず、1702年3月に神聖ローマ皇帝の戴冠を狙ってフランスと同盟を結び、自らもドナウ川流域のウルム9月8日に占拠、ライン川左岸のストラスブールに駐屯していたフランス軍も呼応して10月14日に南端でヴィラール公が帝国軍の将軍・バーデン辺境伯ルートヴィヒ・ヴィルヘルムを撃破した(フリートリンゲンの戦い)。
翌1703年にはタラール伯がルートヴィヒ・ヴィルヘルムの帝国軍を釘付けにしている隙を突いてヴィラールがライン川を渡り、5月9日にドナウ河畔のリートリンゲンでバイエルン軍と合流、帝国中央部に一大勢力を形成した。同年にはハンガリーラーコーツィ・フェレンツ2世がフランスの援助でハプスブルク家に反乱を起こし(ラーコーツィの独立戦争)、オーストリアの首都ウィーンは東西に脅威を抱える形となった。
更に9月20日ヘヒシュテットの戦いで帝国軍がフランス軍に敗北、直後にアウクスブルクがフランス・バイエルン連合軍の前に陥落、ライン川に残ったタラールが9月7日ブライザハを陥落させ、11月15日シュパイアーバハの戦いで帝国軍に勝利して17日ランダウも陥とし、翌1704年1月にバイエルン軍がパッサウを奪いライン・ドナウ流域を占領するなど情勢は悪化、神聖ローマ皇帝レオポルト1世は1703年6月にイタリアからウィーンに移ったプリンツ・オイゲンを軍事総裁に任命〔オイゲンは1月にイタリア戦線を別の部将に任せ、帝国からの支援を求めてウィーンに移っていた。〕、合わせてイングランドに戻ったマールバラ公に援軍を要請する使者を派遣した。レオポルト1世の命令を受けた駐英大使ヴラティスラフ伯爵も政府に援軍要請を求めていた。
マールバラ公は大陸遠征を承諾、4月19日にイングランドを出港して21日ハーグに到着、5月16日にイングランド・オランダ・帝国諸侯の同盟軍を率いてマーストリヒトを出発した〔友清、P89 - P95、マッケイ、P80 - P93。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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