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ブカレスト地下鉄 : ミニ英和和英辞書
ブカレスト地下鉄[ぶかれすとちかてつ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

レスト : [れすと]
 【名詞】 1. rest 2. (n) rest
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地下 : [ちか]
 【名詞】 1. (1) basement 2. cellar 3. (2) underground (railway) (abbr) 4. subway 5. metro 
地下鉄 : [ちかてつ]
 【名詞】 1. underground train 2. subway 
: [した, もと]
 (adv) under (esp. influence or guidance)
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 

ブカレスト地下鉄 : ウィキペディア日本語版
ブカレスト地下鉄[ぶかれすとちかてつ]
ブカレスト地下鉄(ブカレストちかてつ、ルーマニア語:(メトロウル・ブクレシュティ)英語:(ブカレスト・メトロ))は、ルーマニアの首都ブカレストを走る地下鉄である。通称はメトロウ()。
運営会社はメトロレックス(Metrorex)。ブカレストでは最もよく利用される公共交通機関のひとつであり、平均して週に延べ75万人の利用者を運ぶ〔 "Transferul Metrorex la Primăria Capitalei a încins spiritele" , Săptămâna Financiară, 23 April 2007〕。2015年現在の路線の総延長は69.25キロメートル、51の駅が設置されている。
==歴史==
ブカレストの地下鉄計画は1930年代末に、ブカレストの都市近代化計画の一環として持ち上がった。1938年、ブカレストの当局は地下鉄の計画と建設に関する職務をS・A・メトロポリタヌル社(''S.A. Metropolitanul'')に割り当て、1941年の開業を目指したものの、第二次世界大戦の勃発とその後の共産主義化の混乱の中で計画は中止された。
1970年、都市の急速な開発の進行に伴って、それまでの公共交通システムは限界をむかえていた。このことに関して委員会が設置され、委員会はブカレストへの地下鉄システムの導入を求めた。共産主義時代のルーマニアの大型建設プロジェクトには国民の館をはじめ不要であったと見られるものが多い中、この地下鉄計画は「共産主義時代の大型建設プロジェクトの唯一の成功例」とも評される。
ブカレストの地下鉄建設は他の東ヨーロッパ諸国とは異なっていた。まず、駅のデザインはシンプルで、輪郭のくっきりした現代的なデザインが採用され、モザイクやけばけばしい照明、過度の装飾は排除された。駅は乗り換えなどの利便性を第一に設計されている。また、他の東ヨーロッパ諸国とは異なり、車両のほとんどがルーマニア国内で製造されたものであるが、これはかつて国の政策により機器・技術の輸入が制限されていたことによる〔日本地下鉄協会 『最新 世界の地下鉄』 2005年、ぎょうせい、ISBN 978-432407471-8〕。各駅は同じ色をテーマに統一され(多くの場合、白色であり、ピアツァ・ウニリイ駅、ウニヴェルシタテ駅、ピアツァ・ヴクトリエイ駅、ポリテクニカ駅、アルマータ・ポポルルイ駅などが該当。その他にはオボル駅およびノルド駅は明るい青、ティネレトゥルイ駅はオレンジ色など。)、また計画は公開されていた。それぞれの駅がそれぞれ異なる姿になるように設計された。しかし、1980年代にはエネルギー節約のために照明が控えられ、駅は薄暗かった。ブカレストはルーマニア最大の都市であり、東ヨーロッパ全体でみても有数の規模を誇る。そのため、その地下鉄の規模も巨大であり、プラハブダペストアムステルダムなどの地下鉄よりも大きい。計画路線がすべて完成すると、その総延長は100キロメートルを、駅の数は80を超える。
1979年11月16日、M1号線の区間が初めて開通した。開通したのはティンプリ・ノイ駅からセマナトアラ駅までの区間6.2キロメートルで、6つの駅があった。その後、次の区間が順次開通していった。
* 1981年12月: M1/M3号線 ティンプリ・ノイ駅-レプブリカ駅; 10.1キロメートル、6駅
* 1983年8月: M3号分岐線 エロイロール駅-インドゥストリイロール駅; 8.63キロメートル、5駅(後にゴルジュルイ駅が1991年に追加される)
* 1984年12月: M1号線セマナトアラ駅-クルンガシ駅; 0.97キロメートル、1駅
* 1986年1月: M2号線 ピアツァ・ウニリイ駅-デポウルIMGB駅; 9.96キロメートル、8駅
* 1987年10月: M2号線ピアツァ・ウニリイ駅-ピペラ駅; 8.72キロメートル、6駅
* 1987年12月: M1号線クルンガシ駅-ガーラ・デ・ノルド1駅; 2.83キロメートル、2駅
* 1989年8月: M1号線ガーラ・デ・ノルド1駅-ドリストル2駅; 7.8キロメートル、6駅
* 1990年1月: M1/M3号線レプブリカ駅-パンテリモン駅; 1.43キロメートル、1駅(単線)
* 2000年3月: M4号線ガーラ・デ・ノルド2駅-1マイ駅; 3.6キロメートル、4駅
* 2008年11月: M3号線ニコラエ・グリゴレスク2駅-リニア・デ・チェントゥーラ駅; 4.7キロメートル、3駅
* 2011年7月1日: M4号線1マイ駅-パルク・ブラジレスク駅; 2.62キロメートル、2駅
ヴィクトリエイ駅などの乗換駅には2つのターミナルがあり、それぞれヴィクトリエイ1駅、ヴィクトリエイ2駅と言うように異なる名称がつけられている。ネットワーク図ではそれらは接続して描かれており、実際に同じ駅の構内に階の異なる2つのターミナルがある。ただし、ガーラ・デ・ノルド1駅とガーラ・デ・ノルド2駅は別々に分かれており、この駅で乗り換える際は一度改札を出たうえで、その先の区間のチケットを新しく買う必要がある。そのため、M4号線とM1号線の間を乗り換える際はひとつ手前のバサラブ駅を利用する。
一般的にブカレスト地下鉄の駅は巨大な地下空間を特徴としており、その中でも最大の地下空間を持つピアツァ・ウニリイ駅はアウトレット店やファーストフード店を備え、地下通路は複雑に入り組んでいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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