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フレームシフト : ミニ英和和英辞書
フレームシフト[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

フレームシフト ( リダイレクト:フレームシフト突然変異 ) : ウィキペディア日本語版
フレームシフト突然変異[ふれーむしふととつぜんへんい]
フレームシフト突然変異(フレームシフトとつぜんへんい)とは、塩基の欠失または挿入が起こり、三つ組みの読み枠がずれた時に生じる突然変異である。これは、塩基対置換よりも影響が非常に大きい。というのも、大幅に遺伝暗号がずれ、アミノ酸が変わるだけでなく、終止コドンなどもずれてしまうためである。本来止まるべき終止コドンを読めなくなったり、より手前で終止コドンが現れたりする(フレームシフトの大半はこれ)ためである。以下の例で変異を考える。
このように変異箇所から後の配列は大幅に異なる。このように、終止コドンが最後の辺りで無くなると、リボソームはポリA配列を読む羽目になって立ち往生する。だから真核細胞においては、終止コドンがないための分解 ''nonstop mediated decay''によってmRNAは翻訳完了前に分解されてしまう。
3個の塩基がバラバラに導入された場合は、1個や2個の場合と比べ、影響は小さくなる。3カ所にAが入ることで考える。
となって、3つ目に新たに挿入されたA以降のリーディングフレームが元通りとなり、影響は小さくなる。ただし、3つ組で入る場合はフレームがずれないので、単に挿入と言いフレームシフトとは言わない。
次に、フレームシフトによって終止コドンが来る場合を以下の例で説明する。大半のフレームシフト変異はこれに属する。
本来作られるべきポリペプチドよりも、大幅に小さいものが出来上がる。このような場合、真核生物においてはタンパク質は機能しないので、ナンセンスがあるためのmRNA分解 ''nonsense mediated mRNA decay''によって細胞内で破壊されることになる。

== 関連項目 ==

*遺伝子
*進化
*腫瘍
*染色体異常
*翻訳 (生物学)
*DNA修復
*突然変異


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フレームシフト突然変異」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Frameshift mutation 」があります。




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