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フリース転位 : ミニ英和和英辞書
フリース転位[ふりーすてんい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
転位 : [てんい]
 transposition, dislocation, rearrangement
: [くらい]
  1. (n,n-adv,suf,vs) grade 2. rank 3. court order 4. dignity 5. nobility 6. situation 7. throne 8. crown 9. occupying a position 10. about 1 1. almost 12. as 13. rather 14. at least 15. enough to 1

フリース転位 : ウィキペディア日本語版
フリース転位[ふりーすてんい]
フリース転位(フリースてんい、Fries rearrangement)はフェニルエステルから芳香族ヒドロキシケトンへの転位反応である〔Fries, K.; Finck, G. ''Ber.'' 1908, ''41'', 2447.〕〔Fries, K.; Pfaffendorf, W. ''Ber.'' 1910, ''43'', 212.〕〔Smith, M. B.; March, J. ''Advanced Organic Chemistry'', 5th Ed.; John Wiley & Sons: Chichester, 2001; pp 725–727.〕〔Miller, E.; Hartung, W. H. "''o''-Propiophenol and ''p''-propiophenol". ''Org. Synth.'', Coll. Vol. 2, p.543 (1943); Vol. 13, p.90 (1933). オンライン版 〕〔Amin, G. C.; Shah, N. M. "2,5-Dihydroxyacetophenone". ''Org. Synth.'', Coll. Vol. 2, p.543 (1943); Vol. 13, p.90 (1933). オンライン版 〕。ルイス酸によって触媒される。
== 反応機構 ==
さまざまな検討が行われてきたが、フリース転位の正確な反応機構は明らかになっていない。異なる置換基を持つ混合物の交差実験によって、分子間および分子内反応であることを示す証拠が得られている。反応速度溶媒や基質に依存しない。広く受け入れられているのは以下のようなカルボカチオン中間体を含む機構である。
反応の最初の段階は、塩化アルミニウム AlCl3 などルイス酸のアシル基上のカルボニル基の酸素原子への配位である。反応基質中、フェノール上の酸素原子よりもカルボニル酸素原子の方が電子密度が高いため、ルイス塩基性が強い。配位によってアシル基とフェノール酸素の結合が分極し、塩化アルミニウムはフェノール酸素上に転位する。同時にアシリウムイオンが生成し、これが芳香族求電子置換反応によって芳香環上に付加する。このとき発生するプロトンは、塩化アルミニウム上の塩素と結合して塩化水素となる。この置換反応の配向性は温度によって変化し、低温ではパラ置換、高温ではオルト置換が起こる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フリース転位」の詳細全文を読む




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