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ファイブリア : ウィキペディア日本語版
ファイブリア
ファイブリアは、友野詳によって創作された架空のファンタジー世界、およびその世界を舞台とした一連のライトノベル作品シリーズの総称。
RPGマガジン1991年2月号に掲載されたソード・ワールドRPGリプレイにおける舞台として「地底世界クリュオ」が設定され〔当時、未成熟であったソード・ワールドの諸作品に、読み切りとして執筆されたリプレイが影響を与えないようにという配慮から、他の地域からは断絶した地底世界という設定がなされた。〕、後に独立したライトノベルシリーズとして小説化された際、ソード・ワールドとは似て非なる世界としてファイブリアが発表された。その経緯ゆえに、世界の名前を含めた多数の設定が、ソード・ワールドの背景世界フォーセリアパロディになっているが、ダンジョンズ&ドラゴンズバトルテックなど、他のSFやファンタジーを元ネタにしたパロディも多い。特撮ネタも多用されている。
== 世界概略 ==
舞台となる世界ファイブリアは、伏せた皿状の平面的な世界であり、ファイブリアを創り出した創造神によって下から支えられる形で宇宙に浮かんでいる。皿といっても極めて大きなものであるため、大陸や海のある地上から底辺まではそれなりの距離があり、その中に地底世界クリュオや悪魔たちのすむ暗黒界が存在している。世界の遥か上部には、星や世界を支える紐が吊るしてある「宇宙天井」があり、下部には混沌とした未分化のエネルギーや物質がたゆたう「宇宙海面」がある。ただし、以上の世界図はあくまで神(および読者)の視点によるものであり、ファイブリアの住人がこれらの状況を完全に把握しているわけではない。ある時期に、世界全体が大きく傾くという大異変が生じたことがあり、この状態の世界を「ティルト・ワールド」とも称する。
ファイブリアは宇宙における単一の世界ではなく、同格の創造神たちが創った世界が多数存在している〔あくまでギャグ的な描写ではあるが、『ティルト・ワールド』では登場人物たちがルナル・サーガ妖魔夜行とおぼしき世界に迷い込んだり、果ては坂本竜馬エターナル・チャンピオン達とニアミスするエピソードがある。〕。これらの世界に共通した、宇宙を支配する根本原則が「幸運と不幸」である。幸運と不幸は常に平均的に存在し、どこかで幸運な出来事があれば、別のどこかで不幸が起きてバランスがとれるようになるという。創造神を含めた宇宙全ての存在はこの幸運と不幸の天秤に縛られている。幸運と不幸はそれゆえに強大なエネルギー源でもあり、創造神たちによる世界創造の源動力としても活用されていたが、あるとき創造神の1柱が誤って宇宙に大量の幸運と不幸をぶちまけてしまい、全宇宙的に幸運と不幸の分布が偏ってしまうという災禍が発生した。このときファイブリアの創造神が考え出したのが、地上に住む知的種族、すなわち人間に溢れた幸運と不幸のエネルギーを消費させることであった。また、幸運と不幸を消費した人間は、波乱万丈の体験に揉まれて大きく成長していくため、長期的には創造神の後継者として世界を支える役を肩代わりできる者が生まれるのではないかとも期待されている。ゲームにおけるプレイヤーキャラクターは、このような幸運と不幸に翻弄される運命を与えられた「幸運と不幸の戦士」〔マイケル・ムアコックのファンタジー小説に登場する「法と混沌の戦士(エターナル・チャンピオンシリーズ)」が元ネタ。〕となることを義務付けられている〔あくまで世界設定上、およびゲーム上の問題であり、キャラクター自身にこのような運命を背負っているという自覚はない。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ファイブリア」の詳細全文を読む




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