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ピョートル・ガリペリン : ミニ英和和英辞書
ピョートル・ガリペリン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ピョートル・ガリペリン : ウィキペディア日本語版
ピョートル・ガリペリン[ちょうおん]
ピョートル・ヤコヴレヴィチ・ガリペリン(, 1902年10月2日 - 1988年3月25日)は、ソビエト連邦心理学者。姓はガルペリンとも書かれる。タンボフ出身。ハリコフ医科大学卒業後、ハリコフ精神神経病理学研究所附属病院、同研究所精神生理学実験室長、ハリコフ精神神経病理学アカデミー付属心理学科を経て、ロモノーソフ記念モスクワ大学哲学部心理学講座へ。1971年より同講座教授となる。ハリコフ精神神経病理学アカデミーでは、レオンチェフルリヤザポロージェツらと同僚となり、ヴィゴツキー学派の一端を担うこととなる〔カルル・レヴィチン著『ヴィゴツキー学派ーソビエト心理学の成立と発展ー』柴田義松訳、ナウカ、1984年〕。初期研究において、実験・発生的手法を駆使した。また、内言による行動の調節機能の過程を分析し、行動に関わる内言の性質および内的な行為の保持する性質を解明した〔アレクサンドル・ルリヤ著『ルリヤ現代の心理学』天野清訳、文一総合出版、1980年〕。
== 概論 ==
ガリペリンは内面化すなわち、外的な(物質化された)行為を内的な(知的な)行為へと「自然成長的にではなく」、目的志向的に改造させるためにはどのような段階、条件を連続的に設定しなければならないか、を研究した。これは、知的行為および概念の多段階形成論という理論となった。
この理論に並行させてガリペリンが洗練させた仮説は、独立した形態をもつ心理活動としての「注意」は、観念表象的なしかも短縮化され自動化された行為の水準にまで達した自己統御にほかならない、つまり、自己統御の特殊な形式であり、自己統御の段階的形成の最終的産物「知的行為」である、というものであった。この仮説を実験を通して検証している。
さらに行為の定位的基礎、その特質、それに対応する教授タイプについての研究を行った〔レオンチェフ著『活動と意識と人格』西村学・黒田直実訳、明治図書、1980〕〔柴田義松「学習心理学の諸問題」(その6)明治図書出版『ソビエト教育科学』第18号所収〕。
なお、1959年にはじまる数年間にガリペリン、レオンチェフらのグループとメンチンスカヤらのグループの間に「知的行為」の形成の理論に関する論争があった〔柴田義松「学習心理学の諸問題」(その3,4,5)明治図書出版『ソビエト教育科学』第8,11,15号所収〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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