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ハイサイおじさん : ミニ英和和英辞書
ハイサイおじさん
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ハイサイおじさん : ウィキペディア日本語版
ハイサイおじさん

ハイサイおじさん』は、沖縄県のミュージシャン「喜納昌吉&チャンプルーズ」の代表的な楽曲である。
== 概要 ==
喜納昌吉のデビュー曲であり、喜納が中学生の時に創作された。歌詞は実体験を元にしている。「ハイサイ」とは沖縄の言葉で「こんにちは」の意。1976年に沖縄の地元レコード会社マルフクレコードから発売され、30万枚〔富澤一誠『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』ヤマハミュージックメディア、2007年、437頁。ISBN 978-4-636-82548-0〕の大ヒット。同年、ロックミュージシャンの久保田麻琴のアルバム『ハワイチャンプルー』でもカバーされた。
沖縄民謡のリズムや音階をベースにした非常に明るく踊りやすい楽曲であり、いわゆるウチナーポップの先駆者的な楽曲である。当初は「民謡ではない」との批判も多かったが、現在では創作民謡として定着し、カチャーシーの定番曲にも数えられる。
歌詞では、近所に住む「おじさん」(女性ヴォーカルが担当)と、そのおじさんに「ハイサイ、おじさん」から始まる挨拶で話しかける少年(喜納昌吉が担当)とのやりとりが明るくコミカルに描かれる。「おじさん」は、酒飲みで少年に屁理屈をこねる存在として描かれており、少年もまたおじさんの屁理屈に屁理屈で対抗するようなやりとりを見せる。このおじさんのモデルは実在の人物であり、彼に語りかける少年は昌吉自身であるとされる。
喜納はこの曲の由来についてインタビューや自著で度々触れており、あっけらかんとした楽曲の背景にある沖縄戦の傷跡を生々しく語っている。この「おじさん」はかつて喜納家の隣人であったが、妻が精神に異常をきたして実の娘の首を切り落とし鍋で煮るという事件を起こしたために村八分同然の身となり、以前から交友のあった喜納家に酒を無心に来るようになったのだという。この孤独な「おじさん」との触れ合いの中で「おじさんに歌を作ってあげよう」と思い立った昌吉が生まれて初めて作詞作曲したのがこの「ハイサイおじさん」である〔ハイサイおじさん | Nambo no Monya? 〕〔 反戦平和の手帖 ―あなたしかできない新しいこと (集英社新書) 喜納 昌吉(著)、C.ダグラス・ラミス(著)〕。
NHJ Music Storeでは「ハイサイおじさんのモデルはもともと校長先生にまでなった優秀な人だったのだが、沖縄の戦乱の中でアル中になり狂ってしまった実在の人物である。そんな彼を、少年時代の昌吉は沖縄の伝統的共同体のやさしい眼差しで歌っている。」との解説がある〔NHJ Music Store/喜納昌吉&チャンプルーズのコメント〕。また、平成23年7月9日付朝日新聞朝刊土曜版beの「うたの旅人」において、二面に渡ってハイサイおじさんの詳細が掲載されている〔悲惨な事件が授けた曲 「ハイサイおじさん」 〕が、こちらでは校長だったというのは虚言で、戦前は遊郭で働く馬子であったことや、妻の狂気の原因が、おじさんの酒量が増え、戦災でホームレスとなった女性たちを家に連れ込むようになったことにあったなど、細かい事情が説明されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハイサイおじさん」の詳細全文を読む




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