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ヌク・ヒバ島 : ウィキペディア日本語版
ヌク・ヒバ島[ぬくひばとう]
ヌク・ヒバ島(Nuku Hiva)は、フランス領ポリネシアに属する島。マルケサス諸島に属し、マルケサス諸島北部の主島であり、北部のみならずマルケサス諸島全域の主島でもある。中心都市は、南岸のタイオハエ。人口2,660人(2007年)、面積339㎞2。ヌク・ヒバ島はフランス領ポリネシアではタヒチ島に次いで、2番目に広い島である。ヌク・ヒバ島はマルケサス諸島の他島と同じく、周辺を寒流が流れているためサンゴ礁が存在せず、また火山島であるため地形が険しくて標高が高く、最高峰は標高1224mに達する。ヌク・ヒバ島の空港は北西端にあり、マルケサス南部の主島であるヒバ・オア島や、フランス領ポリネシアの首都であるタヒチ島のパペーテまでの航空便がある。しかし、ヌク・ヒバ空港からタイオハエまでの道路は45㎞もあるうえ非常な悪路であり車で3時間もかかるため、空港とタイオハエの間の主な交通機関はタクシーのほか、ヘリコプターとなっている〔「タヒチ 南太平洋の島々と楽園の素顔」p158 トラベルジャーナル 2000年4月30日第1版第1刷〕。
1842年、捕鯨船の乗組員だったハーマン・メルヴィルはヌク・ヒバ島で船から脱走し、1か月間この島に暮らしていた。この生活はその後の彼の作風に大きな影響を与え、1845年にはこの島での体験を基にした処女作『タイピー』を発表し、小説家デビューを果たした〔「タヒチ 南太平洋の島々と楽園の素顔」p159 トラベルジャーナル 2000年4月30日第1版第1刷〕。
==脚注==




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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