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ナイオ・マーシュ : ミニ英和和英辞書
ナイオ・マーシュ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ナイオ・マーシュ : ウィキペディア日本語版
ナイオ・マーシュ[ちょうおん]

ナイオ・マーシュDame Edith Ngaio Marsh DBE1895年4月23日 - 1982年2月18日)は、ニュージーランドクライストチャーチ出身の女性劇作家推理作家演出家
== 人物 ==
名の“ナイオ”はマオリ語で“水の反射”を意味する。父のエドワードはパン職人。母方の祖父はヨーロッパからニュージーランドへの初期開拓民の一人であった。両親は演劇を通して結婚した演劇一家である。出生日については父親が1900年まで出生届の提出を怠っていたため正確な出生日ではない可能性がある。
クライストチャーチ・フェンダルトン地区の家で生まれ10歳まで過ごす。10歳のときに父が建てたカシミア地区の家へ引越しマーシュはこの家で生涯の大半を過ごすことになる。
クライストチャーチの名門私立校セント・マーガレッズ・カレッジを卒業後、ニュージーランド大学カンタベリー・カレッジ美術学院(現在のカンタベリー大学美術学部)へ進学し絵画、演劇、ダンスを学ぶ。美術協会に所属し当初は画家を目指していたが、大学時代に執筆した戯曲「''A Terrible Romantic Drama''」が劇団主宰者の目に留まり劇団へ参加することになる。マーシュは女優として3年、演出家として4年を劇団で過ごした。室内装飾の事業を手がけるため1928年に渡英しロンドンに拠点を移すが、母親の病気を理由にニュージーランドへ帰国。1932年に母親が死去すると以後17年間に渡り父親の面倒を見ることになる。
ロンドン滞在中の1931年から1932年にかけて執筆した長編推理小説『アレン警部登場』(英題:''A Man Lay Dead'')を1934年に出版し作家デビュー。アレン警部シリーズは人気をあつめ、以後、1982年まで長編を32編執筆する。1937年に再度渡英し、フランス、ドイツ、ルクセンブルクなどヨーロッパ各地を旅行。渡英中に第6作となる長編小説「''Artists in Crime''」を執筆。ヨーロッパ滞在中には旅行記を執筆している。
1955年と1957年に英国推理作家協会レッド・ヘリング賞(現在のゴールドダガー賞、CWA賞)を受賞。1962年にカンタベリー大学名誉文学博士号を授与され、1967年に大英帝国勲章(DBE)を授与されデーム(Dame)の称号を得る。1978年にはアメリカ探偵作家クラブ巨匠賞を受賞した。
作家業以上に演劇に力を注ぎ、ラジオ・テレビ向け脚本の執筆、ミュージカルの脚本・演出を手がけ、戯曲を7本執筆した。1942年には『ハムレット』の現代劇をカンタベリー大学ドラマ協会で演出。マーシュが28作品で演出を手がけた1942年から1969年の間はカンタベリー大学ドラマ協会黄金期と称されている。カンタベリー大学ドラマ協会は1945年に国内公演ツアー、1949年にオーストラリア公演を行っている。1944年から1952年までD.D オコナー劇団マネージメントで演出を担当。1949年に3度目の渡英をし英国連邦劇団を設立。1967年にカンタベリー大学はマーシュの功績を称え学生会館内に「ナイオ・マーシュ劇場」を開館した。こけら落しはシェイクスピアの『十二夜』でマーシュが自ら演出を担当した。1972年にはクライストチャーチ・タウンホール内ジェームズ・ヘイ劇場で『ヘンリー五世』の演出担当をした。
私生活では生涯独身を通し、カシミヤ地区の家に77年間住み続けた。マーシュの家は現存しており博物館として一般公開されている(拝観は有料制の予約制)。
マーシュの著作に関する資料はニュージーランド国立図書館内アレキサンダー・ターンブル図書館、クライストチャーチ市立図書館、カンタベリー大学マクミラン・ブラウン図書館に保存されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナイオ・マーシュ」の詳細全文を読む




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