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トケビ ( リダイレクト:トッケビ ) : ウィキペディア日本語版
トッケビ

トッケビ()は、朝鮮半島昔話に登場する妖怪である。姿は人間に似ており、悪戯好きで特殊能力を持つ。トッケビが登場する代表的な昔話はパンソリの題目としても有名な「フンブとノルブ」である。
トッケビは、朝鮮の民話に登場する。怖い存在とされているが、ユーモラスで、かつグロテスクな妖精または小鬼でもある。いたずら好きで、悪人をたぶらかし、善人には富などの恵みで報いた。朝鮮の昔話には同様な人ならぬ者として鬼神()が存在するが、鬼神が死者の霊魂から生まれるのとは異なり、道具類など無機物が年数を経た末にトッケビが生まれるとされ、付喪神的な存在でもある。ほうきオンドルの火かき棒、すりこぎ唐竿のような広範囲な物と、時には少女の血を塗った木さえ含む。
== 特徴 ==
トッケビの姿は人間に似ており、韓服を着てペレンイ(帽子の一種)を被っている。 鬼神、怪物と認識されているが、トッケビは人を困らせたり懲らしめたりするのではなく、人間との楽しい交流を好むとされる。 自尊心が強く、除け者にされれば怒る。猜疑や嫉妬の感情もあり、それでいて若干愚かなところもある。 メミルムク(そば粉で作った葛餅のような食品)、マッコリどぶろく)、話、歌、シルムを好み、赤い色を嫌う。 赤い色を嫌うことから、小豆血液などはトッケビ除けになるとされる。
昔話処容歌を通じて知られた話では、トッケビは処容の夫人と同寝しようとして処容に懲らしめられる。そこで処容に許しを乞い、処容の姿が見える所には二度と現れないと誓った。それで、赤色と一緒に処容の顔を描き付けてトッケビを追い払った。また、冬至の日には赤色の小豆粥を食べたり、処容の絵を門の外に描き付ける風習があった。
代表的なトッケビの話には、トッケビ大王だと言う鬼王の本来戦神蚩尤、話で人を魅入るというホケビ、人と親しくなろうとして血を見て逃げたというトッケビ、貧米甕に米を満たして入れるとか三年が経つまでお金を返すというトッケビ、針を恐がるトッケビなどがある。
朝鮮のトッケビ伝説では、トッケビの性質は話によって異なる。場合によっては、彼らは悪意がないが、それでもいたずら好きである。いつも人をからかったり、旅人にシルムをしなければ通さないと言ったりする。
大部分のトッケビは、トッケビ棒()という一種の棍棒または木槌を持っている。それは、魔法の杖のように、欲しい物を何でも出すことができる。だが、この棒は新しく物を生み出すのではなく、既存のものを呼び出すことができるだけなので、それを使って何かを得るときは、他の誰かから「盗む」ことになる。
トッケビは、ゲーム、特にシルムをするのが好きである。その折、トッケビを左側から押しても決して負かすことができないが、右側が弱点のため右から攻めればよい。一説によれば、トッケビは足が1本しかないため、勝つためにはトッケビの足を引っかければ容易く倒せるという。
トッケビは、トッケビガムトゥ()と呼ばれる帽子を持っていることもある。それを被れば、姿が見えなくなるという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dokkaebi 」があります。




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