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デンマークボビンレース : ミニ英和和英辞書
デンマークボビンレース[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

デンマークボビンレース : ウィキペディア日本語版
デンマークボビンレース[ちょうおん]

デンマークボビンレースとは、デンマーク王国において独自の発展をし、現代に伝承されているボビンレースのことである。
ボビンレースは、16世紀初頭にフランドルまたはヴェネツィアを発祥の地として、16世紀半ばにはヨーロッパ各地に広がったレース技法である。17世紀18世紀のヨーロッパの絶対君主制の下で、それらのレースは王侯貴族の服装を華やかに装飾し、富と権力のバロメーターとなった。
ヨーロッパ全域に広まったボビンレースは、地域ごとに特有な技法やデザインを発展させた。デンマークにおいても、初期にはイタリアなどからレースを輸入していたが、16世紀末から17世紀初頭に在位したクリスチャン4世はレースをこよなく愛し、その保護の下で、ボビンレースは独自の発展をした。特に、ユラン半島トゥナー では、独特な技法と図柄のチュールレースが考案され、国の産業として奨励された。
クリスチャン4世は、自らの服装や日用の布製品にレースをふんだんに使用した。それらの伝世品は、コペンハーゲンローゼンボー城ヒレレズフレデリクスボー城国史博物館、国立美術館、王立博物館などに展示されている。特に、1644年に戦場で身につけた軍服には、豪華なレースがほどこされ、血糊が着いたシャツやハンカチを博物館で見ることができる。傷ついた目を覆う眼帯までレースで縁取られていた。
また、コペンハーゲンの50kmほど南にあるヴァロ城とその教会には、フレデリク4世時代のレースが非常に良い保存状態で残されている。フレデリク4世は、恋人アンナ・ソフィにヴァロ城を贈り、王妃ルイーズの死後彼女を王妃に迎え、この城を居城とした。6人もうけた王子・王女は全て夭逝し、二人は神の罰と考え敬虔な信者となった。手厚く葬られた子供たちの死出の装束にほどこされたボビンレースは、高度なテクニックを駆使し、金銀糸や絹糸などで作られ、現在に残る貴重なコレクションとなっている。なお、フレデリク4世の死後、クリスチャン6世が王位に着くと、アンナ・ソフィはヴァロ城を追われた。
18世紀のロココ時代には、フランドル(現フランス北部)のレースが「妖精のレース」と呼ばれるまでに完成度を高めたことで有名である。しかし、18世紀の後半の機械レースの発展により、ヨーロッパの主生産地で多くの技法が失われていく中、「妖精のレース」は現代に技法を残すことはなく、現代のヨーロッパ各地に残されたボビンレースのデザインや技法の中にその名残があるのみである。その一つとして、デンマークのトゥナーでは、国の保護のもと、19世紀には大らかな空間をもたせた、斬新で自由な技法と図柄が考案されていた。
現代のボビンレースは、世界共通の組織図による表記を完成させている。デンマークにおいても、人類の財産としてアンティークのボビンレースを解析し、その技法を伝承する作業が継続されている。
==種類==
現代のデンマークボビンレースは、以下の4種類に分類される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「デンマークボビンレース」の詳細全文を読む




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