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ディプロトドン : ミニ英和和英辞書
ディプロトドン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ディプロトドン : ウィキペディア日本語版
ディプロトドン

ディプロトドン (''Diprotodon'') は新生代更新世後期から完新世の約100万 - 約6000年前〔『絶滅巨大獣の百科』 124頁〕にかけてオーストラリア大陸(特に南東部のカラボンナ湖畔)に生息していた有袋類絶滅した。有袋上目 - 双前歯目(またはディプロトドン目、双門歯亜目) - ディプロトドン科に属する。
==形態==
頭胴長約3.3m、頭骨長約70cm、肩高約2mと大型の植物食哺乳類〔『絶滅哺乳類図鑑』 52頁〕。しばしば「サイ程に巨大化したウォンバット」等と呼称されるように、姿かたちは現世のウォンバットを著しく大きくしたような感じであった。上顎、下顎共に発達した切歯を有しており、状に発達した下顎切歯は前方へと突き出ていた。また齧歯類と同様に犬歯は失われ、切歯と臼歯の間にはそれに似た歯隙があった。鼻腔が非常に大きく、嗅覚が発達していたと推定されている。また、生きている時はバクのような伸縮性に富んだ鼻があったとする説もある。胴体はどっしりとした頑丈なつくりで、クマに似る。四肢は、後肢に比べて相対的に前肢が短かった。歩行様式は蹠行性(ベタ足)であった。後肢の指のうち第1趾の指骨は互いに癒合、縮小していた。また多くの有袋類に見られる様に第2趾、第3趾も癒合が進み、先端の鉤爪のみが独立して生えていた。この癒合した第2、第3趾は現生種と同様毛繕いの際、として用いられたと推定される。小指に当る第5趾が一番発達しているのも印象的だが、これは他のどの哺乳類にも見られない珍しい特徴である〔『絶滅巨大獣の百科』 124 - 125頁〕。

ファイル:Diprotodon.jpg|ディプロトドン骨格(キャスト)。
ファイル:Diprotodon-Human_Size_comparison.svg|ディプロトドンとヒトの大きさ比較。
ファイル:Narracoortecavesdiprotodon.JPG|ディプロトドン模型。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ディプロトドン」の詳細全文を読む




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