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テーゲー主義 : ミニ英和和英辞書
テーゲー主義[ぎ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ぬし, おも]
 【名詞】 1. owner 2. master 3. lover 4. god 
主義 : [しゅぎ]
 【名詞】 1. doctrine 2. rule 3. principle 
: [ぎ]
 【名詞】 1. justice 2. righteousness 3. morality 4. honour 5. honor 

テーゲー主義 ( リダイレクト:テーゲー ) : ウィキペディア日本語版
テーゲー[ぎ]

テーゲー (teegee) とは、沖縄県で見られる、物事について徹底的に突き詰めて考えず、程々に適当に生きていこうという意味の琉球語であり、概念。「大概」の琉球漢字音であり、適当、大体、おおよそ、まずまず、などのこと〔『沖縄ルール』〕〔『琉球語辞典』「teegee」〕〔『沖縄民俗辞典』p.350〕〔『沖縄大百科事典』 中.846〕。沖縄大百科事典で挙げられている用例としては、''ワンニン 空手ェ テーゲーヤ ナイン'' ''(俺も空手は一応使える)''など。このような時間感覚を示す用語としてウチナータイムがある。
== 概要 ==
言葉の本来的な意味の他、それが転じ、沖縄人の人生観性格などを指して「テーゲー」、「テーゲー主義」と言われる〔『沖縄コンパクト辞典』〕〔。
細かいことや過ぎたことは気にしない、のんびりしている、おおらかである、などと言う意味があり、沖縄県の良き文化である、といった意味合いでしばしば語られる言葉である〔*>沖縄のローカルヒーローである琉神マブヤーの物語においても、「テーゲーのマブイストーン」はウチナーンチュにとって失ってはならない大切な文化として描かれた。〕。文献に曰く、細かい事を考えるにはこの島は暑すぎる〔、''「テーゲーはまさにテーゲーとしか言いようがない。」''〔篠原章『熱烈!沖縄ガイド』 (1993 / 2000) p.135〕と言った具合である。
もっとも、決められた時間を守らず、約束事も順守できない、業務も雑で信用できないという否定的なニュアンスで語られることも多い。沖縄独特の因習として度々批判されることがある。
文献に挙げられているテーゲーの実例としては、路線バスの運行もルーズであり〔〔〔『金なし、コネなし、沖縄暮らし』pp.122-123〕〔*>もちろんその様なことでいちいち腹を立てたりはしない。ちなみに沖縄では、バスについてもタクシーを停める時の様に、手を挙げて乗車の意思表示をせねばバス停に停車しない場合がある。〕〔『沖縄のナ・ン・ダ』p.17,pp.159-160〕、雨傘を持ち歩くのも面倒がり〔、待ち合わせ時間は守らない〔。ローカル線では飛行機の予約さえも信用できない〔、2006年以前は飲酒運転も多く見られていた〔
〔*>その後取締の強化や啓蒙活動により減少傾向にはあるものの2009年に至っても、59289件の交通違反検挙数の内、2.9%が飲酒運転。人口1000人あたりの検挙件数は全国平均(0.33件)の3.8倍(1.24件)。飲酒運転人身事故は20年連続、飲酒運転死亡事故は15年連続で日本全国で最悪となっている。〕〔『飲酒運転根絶活動マニュアル』 pp.20 -〕、など。
転じてテーゲーには「融通が利く」と言った面もあり、バス代をまけてもらえたり〔『熱烈!沖縄ガイド』〕といったこともある。
これらテーゲーの根底にはウチナータイムと同様に、「許し合う精神」があるのでは、とする論もみられる〔。また1975年の『沖縄ミニ百科』では、島国根性は強いものの〔*>田舎特有の排他性は『熱烈!沖縄ガイド』pp.169-171などでも指摘されている。〕、南国気候と、地域の近代化が遅れた点を理由に、のんびりさ加減が目立つのではないかと考察している〔『沖縄ミニ百科』p.383〕。
一時期はこれら「テーゲー」さがどうにも悪い意味で認知されていた様だが、近年(2008年現在)、沖縄の「スローライフ」的な、ゆったりとした部分に注目が集まり、それに伴い「テーゲー」も再評価されつつあるという〔〔*>『沖縄いろいろ事典』 (1992) でも既に、「多様化の時代」であるとして、このテーゲーがむしろ沖縄らしくてよいとの論調での紹介が見られる。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「テーゲー」の詳細全文を読む




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