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テッポウエビ : ウィキペディア日本語版
テッポウエビ

テッポウエビ(鉄砲蝦)、学名 ''Alpheus brevicristatus'' は、十脚目テッポウエビ科に分類されるエビの一種。日本を含む東アジア沿岸海域に分布し、内湾・浅海の砂泥底に生息する。日本各地の干潟で見られるテッポウエビ科の中では最大級であり、よく知られた種類でもある〔三宅貞祥,1982.テッポウエビ.『原色日本大型甲殻類図鑑』(I), 第15図版, p.42, 保育社. ISBN 4586300620〕〔武田正倫ほか, 1999. テッポウエビ.『学生版 日本動物図鑑』p.236. 内田亨監修, 北隆館 ISBN 4832600427〕〔三浦知之, 2007.テッポウエビ.『干潟の生きもの図鑑』p.106, 南方新社. ISBN 9784861241390〕〔鈴木孝男・木村昭一・木村妙子, 2009.テッポウエビ,『干潟生物調査ガイドブック 東日本編』p.38, 日本国際湿地保全連合 ISBN 9784990423810〕〔World Register of Marine Species ''Alpheus brevicristatus'' De Haan, 1844 De Haan, 1833-1850 . 2015.1.19閲覧〕。

==形態==
成体は体長50-70mmほど〔〔〔〔、さらに第一歩脚は大きな鉗脚(かんきゃく : はさみ)として発達し、これを含めると大型個体は100mmを超える。
額角は棘状で短く、その両端に小さな複眼が黒点として確認できるが、これは頭胸甲に覆われている。第一歩脚は左右で太さと形態が異なる。大きい方は掌部(中ほどの関節からはさみのつけ根まで)は指部(はさみ)の3倍ほど長くて重厚、指部は短いが太くて鋭い。小さい方は逆に指部が掌部の3倍あり、咬み合わせ部分に隙間がある細長いはさみとなる〔〔。大きい方のはさみを一旦開いてかち合わせ、「パチン!」という大きな破裂音を出すことができる。敵に遭遇した時の威嚇や、獲物を気絶させる時にこの行動を行う〔〔。
第二歩脚も鉗脚だが、第一歩脚より細く、はさみも小さい。生時の体色は淡緑褐色で、背面には淡い白斑が散らばる〔。頭胸甲上には斜めの細い帯模様が2-3本あるが背面で途切れる。
類似種はオニテッポウエビ ''A. digitalis''、テナガテッポウエビ ''A. japonicus'' など多く知られるが、本種は第一歩脚の小さい方の指部が特に長いうえに湾曲していてはさみ部分に隙間ができること、大きい方の第一歩脚掌部に窪みが殆どなく単純な四角形であること等で区別できる。またハサミシャコエビ ''Laomedia astacina''、アナジャコ ''Upogebia major''、ニホンスナモグリ ''Nihonotrypaea japonica'' 等も本種と似ているが、これらは破裂音は出さない〔〔〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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