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ツポレフ16 : よみがなを同じくする語

Tu-16 (航空機)
ツポレフ16 : ミニ英和和英辞書
ツポレフ16[つぽれふ16]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ツポレフ16 ( リダイレクト:Tu-16 (航空機) ) : ウィキペディア日本語版
Tu-16 (航空機)[つぽれふ16]

Tu-16(ツポレフ16;ロシア語:トゥー・シスナーッツァチ)は、ソ連ツポレフ設計局が開発した双発の戦略爆撃機である。ソ連初のジェット爆撃機となった。DoDが割り当てたコードネームはType 39。NATOコードネームは「バジャー」(Badger:アナグマの意)。''トゥー・シスナーッツァチ)は、ソ連ツポレフ設計局が開発した双発の戦略爆撃機である。ソ連初のジェット爆撃機となった。DoDが割り当てたコードネームはType 39NATOコードネームは「バジャー」(Badger:アナグマの意)。
== 概要 ==
1940年代後半から開発が開始され、1952年に初飛行し、1954年には実戦配備が始まり、同年のメーデーに初めて飛行姿を公衆の面前に現した。翌1955年7月に赤の広場で行われた航空記念パレードで実に54機の大編隊で飛行し当時の西側諸国にセンセーションを与えた。
Tu-16では、エンジンを主翼と機体の取付け部分の近くで、主翼に埋め込み式で取付けるという方式が採用された。また、K-10S空対艦ミサイルを運用するようになったミサイル爆撃機型であるTu-16K-10からは、能力向上のために機首にレドームが装備されるようになった。
主翼の後退角は、内翼部で41度、外翼部で37度となっている。また、内翼部の後部にバルジ(膨らみ)を設けており、主脚はそこに収納する。
初期の生産型は通常爆弾を搭載する爆撃機で空軍向けであった。最大の生産数を誇ったTu-16Aは、核兵器運用型であった。これに加えて、電子戦機型や、海軍航空隊向けの対艦ミサイルを搭載するミサイル爆撃機型や、海上哨戒型も開発された。さらに空中給油機型は、翼端で空中給油を行うシステムを採用し全世界戦略の作戦展開を目指した。また、Tu-16の機体設計をもとに民間旅客機としてTu-104が開発された。これは、世界で2番目のジェット旅客機となった。
Tu-16各型はソ連の空軍や海軍航空隊で運用され、第三次中東戦争アフガニスタン侵攻イラン・イラク戦争などに活躍し、アジア中東アフリカの各国へ輸出され、長く使用された。
また、ツポレフ製の爆撃機としては戦後最も生産数が多かった機体で、1963年に生産が終了するまで1500機が生産された。そのため、多くの機体が運用されていたため、冷戦時代には日本近海を飛行するTu-16に対して航空自衛隊の戦闘機がスクランブル発進する事態が日常的に発生した。海上自衛隊の艦船に異常接近する場合もあり、1980年6月27日には、新潟県佐渡の北方約110kmの日本海で海上自衛隊の輸送艦「ねむろ」の目の前で墜落し、同艦が乗員3人の遺体を収容するという事故があった。
1987年(昭和62年)12月9日にソビエト連邦軍Tu-16偵察機は沖縄本島付近上空に領空侵犯嘉手納空軍基地・空自基地上空も通過した。それに対して航空自衛隊那覇基地第302飛行隊(当時)のF-4EJ戦闘機が2013年時点で空自史上唯一となる警告射撃を行った(対ソ連軍領空侵犯機警告射撃事件)。
また中華人民共和国では西安航空機工業公司によって生産もされ、轟炸六型(H-6)と命名された。これをもとに改修された空中給油機型である轟油六型(HY-6)も含め、中国人民解放軍海軍では半世紀近くも現役である。
ロシア連邦軍からは、1990年代には退役した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Tu-16 (航空機)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tupolev Tu-16 」があります。




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