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ツノゼミ科 : ウィキペディア日本語版
ツノゼミ科[つのぜみか]

ツノゼミ科 (Membracidae) は、カメムシ目(半翅目)に属する昆虫の科。世界で約600属3200種が記録されている。日本では16種が記録されている〔大原昌宏 (2003) ツノゼミ科 In: 日本分類学会連合(編) 第1回日本産生物種数調査 〕。分類学的にはヨコバイセミに近縁である。なお単にツノゼミというと、本科の種の総称、あるいは本科に属するツノゼミ ''Butragulus flavipes'' のいずれかを指す。
ツノゼミの多くの種では、その胸部背面に「奇妙で多様な」〔形態をした「ヘルメット」と呼ばれる構造を持つことで知られる〔Nature Cover Story: 翅が翅でなくなる時:昆虫のボディープランの教科書を書き変えたツノゼミ. Nature 473, 7345 (May 2011) 〕。
== 形態 ==
頭部は垂直方向に扁平で、単眼は2つある〔。触角は針状で短い〔。胸部背面には、ツノゼミに特有のヘルメット状の構造をもつが、その形態は種によって変化に富み、烏帽子形、剣形、樹木の枝のような形まで様々である〔加藤正世 (1930) 日本産角蝉科Membracidaeに就て. 動物学雑誌 42(502), 281-306 〕。この構造は、が変形して出来たものであると考えられていたが、2011年に、この構造は進化的には第3の翅に相当するものであるとする仮説が、科学雑誌ネイチャーに発表された。しかし、この論文ではデータの解釈などに問題があり、結果としてその仮説も間違っているという反論がなされている〔YOSHIZAWA, K. (2011), The treehopper's helmet is not homologous with wings (Hemiptera: Membracidae). Systematic Entomology. doi: 10.1111/j.1365-3113.2011.00606.x〕。この反論では、ツノゼミのヘルメット状構造は前胸が変形して生じたという従来の定説を支持している〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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