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チェーザレ・シエピ : ミニ英和和英辞書
チェーザレ・シエピ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

チェーザレ・シエピ : ウィキペディア日本語版
チェーザレ・シエピ[ちょうおん]

チェーザレ・シエピCesare Siepi, 1923年2月10日-2010年7月5日)は、20世紀イタリアオペラ界を代表するバス歌手。
== 人物 ==
奥行きの深い声を響かせると共に、バス歌手としては稀有な軽やかで柔軟な歌唱を両立した美声と優れたテクニックで、あらゆる役柄において高い音楽性に裏打ちされた解釈を聞かせた。長身の舞台栄えする外見も含めて、世紀のドン・ジョヴァンニとして今なお理想的な歌手と目する人も多い。
ミラノに生まれる。少年期から生地のマドリガル・グループに参加し、オルガン奏者としても高名なチェーザレ・キエーザに師事するなどし、18歳でフィレンツェでの声楽コンクールに優勝する。コンクールの直後に北イタリアのスキオで「リゴレット」のスパラフチーレ役でデビューする機会を得るが、ドイツ軍の占領によりスイスに亡命したため本格的なキャリアは戦後に開始される。
1945年ヴェネツィアフェニーチェ劇場でのヴェルディの「ナブッコ」のザッカリア役で大成功を収めると、翌年3月にはミラノのスカラ座主催のコンサートのソリストとしてデビューした。その後スカラ座には立て続けに出演することとなり、同年8月にはヴェルディの「アイーダ」のラムフィス役、さらには12月の「ナブッコ」のザッカリア役ではシーズン開幕公演の主役級の役を務めるなど、瞬く間に第一級のバス歌手としての評価を固めた。1948年6月10日のスカラ座における作曲家のアッリーゴ・ボーイト没後30周年記念公演では、アルトゥーロ・トスカニーニの指揮の下、「メフィストーフェレ」の表題役、「ネローネ」のシモン・マーゴ役で出演しており、実況録音も残されている。
1950年11月6日には、マッカーシズムの影響でボリス・クリストフアメリカ入国が困難になったことを受け、急遽ニューヨークメトロポリタン歌劇場にヴェルディの「ドン・カルロ」のフィリッポ2世役でデビューする。全米にTV中継もされた初日公演は大評判を呼び、続けてロッシーニの「セヴィリアの理髪師」のドン・バジーリオ役、グノーの「ファウスト」のメフィストフェレ役でも成功を収め、以後同劇場には1973年まで18の役柄で488回の出演記録を残している。また、デビュー直後の1951年1月27日には、カーネギー・ホールでのヴェルディ没後50周年記念のトスカニーニ指揮の「レクイエム」にソリストとして参加している。
1953年にはザルツブルク音楽祭フルトヴェングラー指揮によるモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」公演の表題役として招かれた。翌年も再演されるなど大評判を取り、パウル・ツィンナー監督による映画撮影も行われた。同音楽祭ではフルトヴェングラー没後の1956年にもミトロプーロス指揮の下でも同役を歌うなど、ドン・ジョヴァンニ歌いとしての名声を確立した。
1960年代以降もメトロポリタン歌劇場、コヴェントガーデン王立歌劇場ウィーン国立歌劇場を中心に世界的な活躍を続け、1994年11月13日のウィーンでのベッリーニの「ノルマ」のオロヴェーゾ役を最後に引退した。レコード録音はイタリア・オペラを中心にデッカ、Cetra、RCACBS(SONY)などに残している。中にはコール・ポーターの曲集、自身を主役にしたブロードウェイミュージカル等も含まれる。
2010年7月5日アメリカ合衆国ジョージア州アトランタにて逝去〔チェーザレ・シエピ氏=伊オペラ歌手 読売新聞 2010年7月7日閲覧〕。。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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