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スプートニクヴィロファージ : ミニ英和和英辞書
スプートニクヴィロファージ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

スプートニクヴィロファージ : ウィキペディア日本語版
スプートニクヴィロファージ[ちょうおん]

スプートニクヴィロファージ (''Sputnik virophage'') とは、ヴィロファージの1ウイルスママウイルス (''Mamavirus'') に寄生し、ママウイルスの増殖を阻害する事から、片利共生しているサテライトウイルスとは異なる系統であると考えられ、初めてヴィロファージとして分類される種となった〔〔Sputnik the virophage: a virus gets a virus ''ars technica'' 〕。
== 概要 ==
スプートニクヴィロファージは、2008年ママウイルスと共に、冷却塔の水に生息している アカントアメーバの ''Acanthamoeba polyphaga'' から発見された。スプートニクヴィロファージはママウイルスの内部に入り込んでいる形で発見された。独立したビリオンを形成しているため、ママウイルスとは別の存在であるとみなされている。スプートニクヴィロファージの発見前、このようなウイルス寄生するウイルスはサテライトウイルスとして知られている種があった。サテライトウイルスは自力で増殖する事が出来ず、同じ細胞内に別のヘルパーウイルスが存在する事で初めて増殖が可能なウイルスの総称である。サテライトウイルスはヘルパーウイルスを必要とするが、ヘルパーウイルスの増殖には悪影響を及ぼさないため、一方が益を得る片利共生の関係にあると言える。しかしスプートニクヴィロファージが存在するママウイルスは異常なビリオンを形成しやすく、結果的にママウイルスの増殖を阻害している。このような真の意味での寄生関係にあるウイルスは初めての発見であるため、サテライトウイルスとは別系統の種であると見なされ、ソビエト連邦が世界で初めて打ち上げた人工衛星であるスプートニク1号に因んで「スプートニク」と命名された〔。「ヴィロファージ」は「ウイルス (Virus) 」にギリシャ語の「食べる」を意味する φάγειν をつなげた造語である。これは真正細菌に感染するウイルスの総称であるバクテリオファージに倣った命名である〔。ヴィロファージは2013年現在で4種しか発見されておらず、語弊がない場合良く研究されている本種を指してヴィロファージと呼ぶ場合もある〔Mimivirus and its Virophage ''Annual Reviews'' 〕。ただし、サテライトウイルスと真に別系統か否かは結論が出ていない〔Virophages or satellite viruses? ''National Center for Biotechnology Information'' 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スプートニクヴィロファージ」の詳細全文を読む




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