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スコットランド・ポートレート・ギャラリー : ミニ英和和英辞書
スコットランド・ポートレート・ギャラリー[ぎゃら]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ギャラ : [ぎゃら]
 【名詞】 1. (1) (abbr) guarantee 2. (2) fee paid to performing artists 3. (P), (n) (1) (abbr) guarantee/(2) fee paid to performing artists

スコットランド・ポートレート・ギャラリー ( リダイレクト:スコットランド国立肖像画美術館 ) : ウィキペディア日本語版
スコットランド国立肖像画美術館[すこっとらんどこくりつしょうぞうがびじゅつかん]

スコットランド国立肖像画美術館()は、スコットランドエディンバラ、クイーン通りに面した美術館である。所蔵する肖像画のコレクションは、すべてスコットランド人を描いたものだが、必ずしもスコットランド人の手によるものとは限らない。また、絵画だけではなく写真コレクション(Scottish National Photography Collection)も所蔵している。
赤い砂岩で出来たネオ・ゴシック様式の美術館は1889年に一般公開された。建設にあたってはスコッツマン新聞社のオーナーであったジョン・リッチー・フィンドレイが寄付を行い、設計はロバート・ローワンド・アンダーソンが行った。建設期間は1885年から1890年までの間であった。完成以来初の大規模改装により2009年4月から閉館となっていたが、2011年12月1日より再び開館された。改装は、ページ・パーク・アーキテクツにより行われた〔MGS website, "Portrait of a Nation" 〕。
==歴史==

1780年にを創設した第11代バカン伯爵であるデイビッド・アースキンは、18世紀終わりにスコットランドの肖像画を集めたが、それらの多くが現在美術館に展示されている。19世紀において、スコットランドの歴史家であるトーマス・カーライルは、1856年に創設された非常に成功したロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリーに対抗するものをスコットランドに作ろうとする人々のうちのひとりであったが、ロンドンにある政府は投資を拒んだ。最終的に、ジョン・リッチー・フィンドレイが投資に乗り出し、50,000ポンドに及ぶ建設の全費用を負担した〔Press, "Facts and Statistics" and "The History of the Scottish National Portrait Gallery"; History & Architecture , NGS〕。
新しい建物が完成する前である1882年に、美術館は創設された。ロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリーは世界で初めての独立した美術館であったが、1896年まで現在の美術館にする目的で建てられた建物には移動しなかった。このためエディンバラの美術館が肖像画美術館として特別に作られた最初の美術館となった〔Press, "The History of the Scottish National Portrait Gallery"; History & Architecture , NGS〕。特別な国立肖像画展は英語圏に特徴的なものである。近年では、1968年にワシントンDCで開かれたアメリカ国立肖像画美術館や、1998年にキャンベラで開かれたオーストラリア国立肖像画美術館、2001年にオタワで開かれたカナダ肖像画美術館などの例があるが、現在のところ他の国では模倣されていない。フィレンツェにあるヴァザーリ回廊にある有名な肖像画コレクションは今もなお一般の人の入館が限られている。

建物は1889年にジョン・ミラー・グレイ館長のもと開館し、建物の外側にいくつかの銅像を設置することでそのときの中世スコットランド人の肖像画不足を補った。また、一番大きなエントランスホールには、大きな壁に列をなして、聖ニニアンからロバート・バーンズに至るまでの人物をかたどった装飾がある。これらは、1890年代に加えられたウィリアム・バーニー・リンドによる彫刻や、1898年にエントランスホールにウィリアム・ホールが施した装飾、のちにさらに一階に描かれた一連の物語の場面の大きな絵などと並行して、開館以来何年もかけて加えられた〔Portrait, 12–13〕。その建物は、アーツ・アンド・クラフツ運動と13世紀のゴシック様式の影響を複合的に受け、ダンフリーズのコースヒルから運ばれた赤い砂岩で作られており、長方形のゴシック調の建物は、設計を行ったアンダーソンがヴェネツィアドゥカーレ宮殿に着想を得たものである〔Press, "The History of the Scottish National Portrait Gallery"; History & Architecture , NGS〕。
長年の間に店やカフェなどの周りと調和しない新しい施設が加わって様式に統一感がなくなり、画廊も改装されて概して建物のつくりが明確でなくなった。天井の高さや閉め切られた多くの窓も同様である。その建物は国立古代博物館、すなわち現在のスコットランド博物館と共有されていたが、2009年にそれらが新館に移されたためその共有関係は解消された。2009年は、スコットランド政府やヘリテッジ・ロタリー基金などの投資により肖像画美術館の長期にわたる改装が始まった年でもある。美術館は画廊の空間を当初の構成に戻しており、また空間を教育のための場所、店やカフェ、さらには障害のある来訪者が来やすいような新しいガラスエレベーターに割いている。肖像画美術館は改装後以前より合計で60%展示場を増やしており、再開館時849点の作品を展示し、そのうち480点がスコットランド人によるものだった。改装費用は1760万ポンドであった。建物の合計床面積は5672平方メートルであり、A級文化財建造物に指定されている〔Portrait, 9–10; Press, Facts and Statistics〕。行政上、国立肖像画美術館はの下位組織であり、公式ウェブサイトをスコットランド国立美術館などの他施設と共有している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スコットランド国立肖像画美術館」の詳細全文を読む




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