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シリブカガシ : ウィキペディア日本語版
シリブカガシ

シリブカガシ(尻深樫、学名 ''Lithocarpus glaber'')は、ブナ科マテバシイ属の常緑高木である。日本に自生するマテバシイ属2種(シリブカガシとマテバシイ)のうちの1種。和名ドングリの底(お椀状の殻斗を被っていた部分)が凹んでいることに由来する。なお、カームと呼ばれることもある。
オーク (Oak) と言えば通常コナラ属の木本を指すが、なぜか本種の英名はJapanese-oak(ジャパニーズオーク)である。
==形態・生態==
常緑性の高木で、樹高は10 - 15m。幹は直立、分枝する。樹皮は灰褐色でなめらか。若枝には短毛が密生する。
葉柄1 - 1.5cm、葉は長さ8 - 15cmで肉厚で革質、葉形は長楕円形で先が鋭く尖る。葉縁は全縁、ときに葉上部に浅い鋸歯が1 - 2個ある。葉の表面は緑 - 濃緑色で光沢があり、葉裏は淡緑色で鱗状毛が密生し金色または銀色の光沢がある。側脈は6 - 8対。その葉質や形はアカガシによく似ている。
雌雄同株で、花期は9 - 10月。枝先や葉腋に淡黄色で長さ5 - 10cmの雌雄の花穂を斜め上向き〔マテバシイ属は上向きにつくのに対して、コナラ属の雄花の穂は垂れ下がる。なお、同じブナ科のシイ属クリ属の雄花も上を向く。〕に数個分枝してつける。強い匂いを放つ虫媒花。雄花序は長さ5 - 9cm。花序の軸には黄褐色の短毛が密生する。雄花は腋に3個ずつつく。花被は直径2mmほどの皿形で、雄しべが10個つく。雌花序は長さ5 - 9cm。花径は0.5 - 1cmで、円柱形の花柱が3個つく。
果期は翌秋。楕円形の堅果(ドングリ)が実り、濃褐色に熟すと落下する。果長は1.5 - 2.5cm、果下部20 - 30%は殻斗に包まれる。堅果は粉をふいたように表面に蝋状の物質が付着しているが、落下して間もない堅果を柔らかい布で磨くと漆器のように艶やかな光沢が出る。秋に地面に落ちた堅果が発芽するのは翌年の春になってからである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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