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サン・クリストヴァン (São Cristóvão) はブラジルのセルジッペ州の旧州都で、ブラジル国内では4番目に古い都市である〔 古田陽久監修、サン・クリストヴァンの町のサンフランシスコ広場 - Yahoo!トラベル 世界遺産ガイド (2011年7月17日閲覧)〕。歴史地区中心部のサン・フランシスコ広場とそれに隣接する歴史的建造物群は、2010年にICOMOSのかなり厳しい事前勧告を覆して、UNESCOの世界遺産リストに登録された。市の面積は437 km² 、人口は71,931人(2007年)である〔, 〕。 ==歴史== サン・クリストヴァンの建設は16世紀末のことで、スペインとポルトガルで同君統治が行なわれていた時代のことだった。当時のセルジッペ州一帯は先住民の抵抗が激しかったため、他の都市とつながる入植や交易の拠点が必要だったのである〔。 現在の場所に移ったのは1607年のことであり、パラモパマ川 (rio Paramopama) とヴァザ=バリス川 (Rio Vaza-Barris) 沿いの丘の上に建設されたサン・クリストヴァンは、セルジッペ州の中心都市となった。サン・クリストヴァンはサルヴァドールとレシフェをつなぐ交易の中心地となっただけでなく、サトウキビのプランテーション建設も含めた一帯の植民地政策の司令部としても機能した〔IPHAN (2010) p.11〕。 サン・クリストヴァンの山の手 (upper town) には修道院や総督の公邸などが建設された。下町 (lower town) には港や庶民の住宅群が整備されていった〔。スペインのコロニアル様式が碁盤目状の都市計画を基本とするのに対し、ポルトガルのそれは土地柄に合わせた柔軟な様式であった。サン・クリストヴァンはポルトガル領であったにもかかわらず、スペイン・ポルトガルの同君統治時代にフェリペ2世が発した王令に従って建設されたため、スペイン的な規則正しさが存在している〔ICOMOS (2010) pp.117-118〕。 ブラジル独立後も州都のままだったが、1855年に州都はアラカジュに移った〔。 歴史的建造物群が残る町として、1938年には歴史地区が州指定の史跡となり、1986年には国定史跡となった〔ICOMOS (2010) p.122〕。2010年には山の手のサン・フランシスコ広場と隣接する建造物群が世界遺産リストに登録された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サン・クリストヴァン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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