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コーアチェラ・バレー : ミニ英和和英辞書
コーアチェラ・バレー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

コーアチェラ・バレー : ウィキペディア日本語版
コーアチェラ・バレー[ちょうおん]

コーアチェラ・バレー(、、コーチェラと表記されることもある)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州の南部にある大きなバレー(川の流域を中心とした平原)である。リバーサイド郡の南東部で、サンバーナーディーノ山脈からカリフォルニア州最大の湖であるソルトン湖まで約45マイル (72 km) にわたって拡がっている。その全長にわたって幅は約15マイル (24 km) あり、西にはサンジャシント山脈サンタロサ山脈、北と東はリトルサンバーナディーノ山脈が境界になっている。南東隅のチョコレート山脈からリトルサンバーナディーノ山脈の中心線に沿ってサンアンドレアス断層がバレーの中を横切っている。この断層は他の山の部分がはげ山になっているのに対して、その北側部分は緑の帯となっていて容易に視認できる。
チョコレート山脈はアメリカ海軍の射撃演習地となっており、その大半は一般の立ち入りができない。インランド・エンパイア地域(リバーサイド・サンバーナーディーノ都市圏と砂漠地帯)と比較した場合に、南に隣接するインペリアル・バレーと区別するために「デザート・エンパイア」と呼ぶことがある。地理学者や地質学者はインペリアル・バレーとコーアチェラ・バレーを併せて、「カウィーア盆地」あるいは「ソルトン・トラフ」(トラフは溝)と呼ぶことがある〔USGS - Salton Trough 〕。
コーアチェラ・バレーは地理的に南カリフォルニアの農業とレクリエーションに使われている砂漠バレーである。人口は60万人に近い。人口が400万人を超え、アメリカ合衆国の中でも13番目に大きいインランド・エンパイア〔Businesses Find a Silver Lining in Inland California’s Downturn 〕に属し、その中ではサンバーナーディーノ大都市圏に次ぎ2番目に大きな小区分となっている。
== 地理と気候 ==

コーアチェラ・バレーは南西部をサンタロサ山脈とサンジャシント山脈に、北東部をリトルサンバーナディーノ山脈に囲まれている。これらの山脈の峰峰は標高が11,000フィート (3,300 m) 近辺であり、平均すれば3,000フィート (900 m) から4,000 (1,200 m) となる。この山脈があることで南カリフォルニアの他の場所では多い海洋層雲を効果的に止めている。山脈の中の狭い峠を通って、あるいはカリフォルニア湾から北上して海洋からの気象条件がバレー内に入ってくることがある。1976年9月のハリケーン・カスリーンはこの例である。夏季の日中の気温は105 (41 ℃) を滅多に下回らない。冬季の日中の気温は70 (21 ℃) から90 (32 ℃) であり、夜間の気温は50 (10 ℃) から70 (21 ℃) である。このことで冬季のリゾート地として人気がある。一年中暖かい気候のためにマンゴーイチジクナツメヤシなど熱帯性の果物が生産されることで知られている。
地理的に南東にあるコロラド砂漠が北西に延びてきた位置にあるが、20世紀初期以来100,000エーカー (405 km2) 以上の灌漑を行い、広大な農業地帯となってきた。コーアチェラ・バレー水資源地区の2006年報告書では、このバレーの農作物年間生産量は5億7,600万ドル以上となり、1エーカーあたりは約12,000ドルとなっている〔Coachella Valley Water District - 2005–06 Annual Review & Water Quality Report 〕。1938年から1948年にオールアメリカン運河の支流として建設されたコンクリート水路であるコーアチェラ運河によって、コロラド川の水がこのバレーにもたらされた。ロサンゼルス市やサンディエゴ市に飲料水を導くコロラド川用水路がリトルサンバーナーディーノ山脈の基底部に沿って、バレーの北東端を通っている。
サンアンドレアス断層がコーアチェラ・バレーの東側を走っている。この断層があるためにバレー内には多くの温泉がある。西のサンタロサ山脈はレイクエルシノール断層帯の一部である。前史時代のシュトゥルツストローム(地すべり)の名残をマルティネスキャニオンで見ることができる。メッカの色つきキャニオンは小さな断層と共に先カンブリア時代第三紀および第四紀の岩石層、不整合、悪地および砂漠の地形を示している。コーアチェラ・バレーで地震の引き金になる地震活動は自然のものだが、時として破壊的な現象になる。断層線上には温泉や間欠泉がある。これら自然の水資源によって、これが無ければ過酷であったはずの砂漠環境で人間の生活や開発が可能になっている。これまでコーアチェラ・バレーに影響した地震としては、1992年のランダーズ地震があり、地域でいくらかの被害を出した。バレー内を震源とする地震では1986年のノースパームスプリングス地震があり、そのマグニチュードは6.0、29人が負傷し、51戸の家屋が損壊した〔http://earthquake.usgs.gov/regional/states/events/1986_07_08.php ''earthquake.usgs.gov''〕〔http://www.data.scec.org/chrono_index/npalmspr.html ''data.scec.org''〕。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コーアチェラ・バレー」の詳細全文を読む




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