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ケン・トンプソン : ミニ英和和英辞書
ケン・トンプソン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ケン・トンプソン : ウィキペディア日本語版
ケン・トンプソン

ケネス・レイン・トンプソン(Kenneth Lane Thompson、1943年2月4日 - )は、アメリカの計算機科学者。ハッカー仲間からはケン・トンプソン (Ken Thompson) と呼ばれている。長くベル研究所に勤め、B言語Multicsプロジェクトに関わっていたころ、UNIX開発に使ったBCPLをベースとしている)とC言語の開発で知られ、UNIXのオリジナル開発者の一人である。
他にも、正規表現、初期のテキストエディタQEDedの開発、コンピュータチェスGoといった業績がある
== 来歴 ==
アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズで生まれる。15人の有名プログラマのインタビューをまとめた ''Coders at Work'' で、インタビュアーの Peter Seibel の「どうやってプログラムを学んだのですか?」という質問に対し、「私はいつも論理に魅了されていて、小学生のころ既に二進法などの算数問題を解いていた。それは単に私が魅了されていたからだ」と答えている〔Peter Seibel, 2009, ''Coders at Work'', ISBN 978-1-4302-1948-4〕。
カリフォルニア大学バークレー校電子工学および計算機科学の学士号 (1965) と修士号 (1966) を取得する。修士課程の指導教官は。
大学の後はAT&Tベル研究所に所属した。1960年代当時、ベル研はMulticsシステムの計画に参加しており、その一員としてシステムプログラム(システムソフトウェア)等を開発した。Bon というプログラミング言語も開発している。その後、AT&TがMulticsプロジェクトから離脱したため、関与していた所員も同システムから離れることとなるが、その経験の一部はデニス・リッチーらとともに開発し、後には広く使われるようになったNIX
">UNIXに生かされている。また1969年頃UNIXの開発と並行して、システム開発向け言語のB言語を設計し、それを元にしてリッチーがC言語を設計した。
ツール類では、CTSS上でテキストエディタQEDを開発している。QEDでは文字列検索に正規表現を使うことができた。後に開発したUNIXの標準エディタedも同様である。正規表現処理ルーチンはライブラリ化され、UNIXや他のシステムの文字列検索で広く使われるようになったため、以前は理論言語学者など限られた間での専門的な記法であった正規表現(日本ではそういった専門分野では正則表現と訳すことがある)は、コンピュータのユーザに身近な頻用されるものとなった。
ベル研ではその後、UNIXに続き分散オペレーティングシステム Plan 9に携わっている。Plan 9 関連では、ロブ・パイクと共に、Unicodeの文字符号化スキーム及び文字符号化形式のひとつ UTF-8 の発案者としても知られる。
ゲーム研究プログラミングの分野では、J・H・コンドンと共に、Belleというチェス・コンピュータの開発に携わり、コンピュータチェスの世界チャンピオンとなった。また 4 - 5(現在6)駒のエンドゲーム(終盤)のを開発。このテーブルベースを使うことで、チェスのプログラムは、一度テーブルベースに保存された局面に到達すれば、完璧にゲームを進めることができた。後に終盤に強いチェスプレーヤーの John Roycroft の助力を得て、終盤テーブルベースをCD-ROM化して配布したことがある。
2000年12月1日にベル研究所を去り、2006年までは Entrisphere, Inc でフェローを務めた。2015年現在はGoogleに Distinguished Engineer として所属。Google では Go言語などに携わっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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