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クルトシュ ( リダイレクト:キュルテーシュカラーチ ) : ウィキペディア日本語版
キュルテーシュカラーチ

キュルテーシュカラーチハンガリー語:kürtőskalács )は、ハンガリー及びルーマニアトランシルヴァニア地方のセーケイ地方に伝わるセーケイ人ハンガリー人の一派)の焼き菓子(ペイストリー)の1種である。日本では原語不明の「クルトシュ」と表記されることもある。
ハンガリー語では単語を分けてkürtös kalács (キュルテシュ・カラーチ)やkürtős kalács (キュルテーシュ・カラーチ)のような表記も見られる。短く発音するkürtös kalácsはkürt (ホルン)と混同した民間語源によるものと思われる。19世紀のハンガリーでは(1920年トリアノン条約まではトランシルヴァニアはハンガリー領であった)dorongfánk (ドロングファーンク)「棍棒菓子パン」、botratekercs (ボトラテケルチ)「棒巻き」、botfánk (ボトファーンク)「棒菓子パン」等とも呼ばれていた。現在のkürtőskalácsという呼称は20世紀半ばに定着した。
ルーマニア語ではcozonacul secuiesc (コゾナクル・セクイェスク)「セーケイ(人の)コゾナック」と呼ばれているが、ハンガリー人の菓子なのでハンガリー語でkürtőskalácsとそのまま呼ぶ場合も多い。トランシルヴァニアのドイツ人達はハンガリー語の呼称をそのまま直訳してSchornsteinkuchen (ショルンシュタインクーヘン)「煙突菓子」と呼んでいる。
キュルテーシュの「キュルテー」(kürtő )という単語はハンガリー語で「煙突」を意味するため「チムニー(煙突)ケーキ」、「ストーブケーキ」「暖炉ケーキ」、「ハンガリーのウェディングケーキ」とも呼ばれる。キュルテーシュカラーチの起源はトランシルヴァニアといわれる〔George Lang, The cuisine of Hungary, Atheneum, 1971, p. 112 2011年7月3日閲覧。〕。
今ではハンガリーやルーマニアのハンガリー人の代表的な菓子となっている。(ルーマニア人の菓子ではない。)結婚式や祭り等の行事のときに食され、街角や観光地の屋台でもよく売られている〔ヨーロッパ通信 ハンガリー 2011年7月3日閲覧。 〕。
キュルテーシュカラーチはドイツオーストリアチェコスロバキア中近東アメリカハワイ州を含む)、オーストリアニュージーランド南アフリカなどにも伝わっている。棒にパン生地を巻きつけて回転させながら焼き上げるため、竹輪に似た円筒状の外見を呈する。
現在は日本にも、ハンガリー菓子専門店で販売されている。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キュルテーシュカラーチ」の詳細全文を読む




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