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クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ : ミニ英和和英辞書
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ : ウィキペディア日本語版
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ(''Classic Dungeons & Dragons'')とは、1977年から1995年までの間、アメリカ合衆国TSR社から「Dungeons & Dragons」のタイトルで発売されていた「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(以後、D&Dと略)シリーズの通称である。
このシリーズのD&Dの製品タイトルはあくまで「Dungeons & Dragons」であるのだが、他のD&Dシリーズと区別するために、現在では「Classic D&D」「D&D Basic Set(もしくはBasic D&D)」などと通称されている。
「D&D Basic Set」の通称は、1991年まではこのシリーズの基本ルールブックにあたる製品のタイトルが「Dungeons & Dragons Basic set」というタイトルだったためなのだが〔英語版Wikipediaの:en:Dungeons & Dragons関連の記事のほとんどでは、このシリーズをBasicの名で記載されている〕、この項目ではBasic setの後継作にあたる「ルールサイクロペディア(Rules Cycropedia)」についても記載しているため、「クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ」という項目名で記載している。
==概要==
ダンジョンズ&ドラゴンズ#TSR時代 (1974年~1997年)で詳述しているように、2000年以前までは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(D&D)と「アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ」(AD&D)という2つのD&Dが存在していた。現在「クラシックD&D」と呼ばれるものはこのうち「ダンジョンズ&ドラゴンズ」という名前で展開していたシリーズである。
クラシックD&Dでは、基本ルールブックにあたる製品のコンポーネント(装丁)が定期的に大刷新されており、その度にルールやデータに若干の変更(いわゆる「版上げ」)
が行われている。クラシックD&Dはかつては「Dungeons & Dragons」そのもののタイトルをもっていたシリーズなため、AD&DとクラシックD&Dが未分化だった初代の「Dungeons & Dragons」を「D&D第1版」として、1977年に発売されたクラシックD&D第一弾「Dungeons & Dragons Basic Set」を「D&D第2版」と呼び、それ以後のクラシックD&Dの版上げごとに「D&D第○版」と呼ぶこともある。しかし、現在「D&D第○版」というと、AD&Dでの版上げの流れのことを表すのが一般的であるので注意が必要である。この記事ではクラシックD&Dに限定した記述を行っているので、クラシックD&Dの版上げの流れにおいて「D&D第○版」という言葉を使っている。
以下のリストで、クラシックD&Dの版上げの流れをまとめている。
;Dungeons & Dragons (第1版)
:1974年発売。Original Dungeons & Dragons。初刷は白色の箱に三分冊のルールブックが入っていた。AD&DとクラシックD&Dが未分化の頃の製品なため、現在ではクラシックD&Dとは別ものとして扱うことの方が一般的である。
;Dungeons & Dragons Basic Set(第2版)
:1977年発売。この頃、TSRはそれまでのD&Dが積み重ねた莫大なルール・データは整理するため、入門者向けの「D&D」と、上級者向けの「AD&D」にシリーズを分けて発売することにした。入門者向けの「D&D」にあたるのがこれである。このバージョンのルールはAD&D(もしくは現行のD&D)との共通項が多く、呪文の触媒を必要としたり、1ラウンドに複数回攻撃が可能になったりしていた。
:コンポーネントはボックス型で、箱の色は青。内容物は48ページのルールブック一冊と、ダンジョンマスター(DM)向けの資料として、ダンジョン作成マニュアルである「Dungeon Geomorphs Set One」と、モンスターと財宝のデータ集「Monster & Treasure Assortment Set One」が封入。その他にはゲームに使用するダイスがポリエステル製の小さなポーチ(小袋)に入れられていた。1978年に発売された第二刷にはこれらに加えてシナリオとして「B1 In Search of the Unknown」と「B2 The Keep on the Borderlands(国境の城塞)」が同梱された。
:ルールブックではプレイヤーキャラクター(PC)のレベルは3レベルになるまでしか対応しておらず、ルールブック内では「それ以上のレベルで遊びたければAD&Dを買うように」というアドバイスがされていた。
;Dungeons & Dragons Basic Set (第3版)
:1981年発売。ルールが大幅に改訂され、AD&Dとの共通項は薄くなった。現在「クラシックD&D」でイメージされるルールの原型はこの3版からとなる。また、3版からレベル別にルールセットを発売するようになり、高レベル用のルールセットである「Expart Set」を購入すればAD&Dに移行しなくても4レベル以上に成長したPCを扱うことができた(14レベルまで)。Basic Setだけでは3レベルまでのPCしか扱えないところは変わらない。
:このバージョンのBasic Setもコンポーネントもボックス型で、箱の色はマゼンダ。内容物は64ページのルールブックと、シナリオ「B2 The Keep on the Borderlands(国境の城塞)」である。
;Dungeons & Dragons Basic Set(第4版)
:1983年発売。ルール的には第3版とほとんど変わりがないのだが、1983年に15レベルから26レベルまでのPCを扱う「Companion Rules」が発売されたため、それにあわせて第3版のBasic SetとExpart Setのコンポーネントを若干改訂した。それがこの第4版となる。第4版はサプリメントやシナリオなどの関連製品が数多く発売され、26レベルから36レベルまでのPCを扱う「Master Rules Set」や、人間の域を超えてイモータル(亜神となったPC)を扱う「Immortals Rules Set」も発売された。
:第4版のBasic Setは1984年に「Dungeons & Dragons Basic Rules Set 1」に改名されている(コンポーネントや内容は全く変更なし)。この1984年版が株式会社新和により『ダンジョンズ&ドラゴンズ セット:1 ベーシックルールセット』のタイトルで邦訳されている(1985年発売)。クラシックD&Dの関連製品ではこの第4版の関連製品がもっとも多く日本語化された。
:このバージョンのBasic Setもコンポーネントもボックス型で、箱の色は赤(ゆえに、日本のユーザーには「赤箱」という名前で親しまれている)。内容物は64ページの「プレイヤーズマニュアル」と、48ページの「ダンジョンマスターズ」、Basic Setの定番であるダイス入りのポーチである。それまでのBasic Setに同封されていたシナリオ「国境の城砦」は別売となった。その代わりとして、「ダンジョンマスターズ」に最初の冒険に使える簡単なダンジョンが掲載されている。
;Dungeons & Dragons Rules Cyclopedia(第5版)
:1991年発売。邦訳はメディアワークスにより1994年に行われた。第4版のレベル別ルールセットを一冊の書籍にまとめたもので、ルール・データ量はかなりのものになる(A4判ハードカバーで全304ページ)。そのため第4版までの「クラシックD&DはAD&Dと違って入門者向け」という側面が薄れてしまっており、TSRはそれを解決するために「New, Easy to Master Dungeons & Dragons Game」というタイトルの入門向き製品を別個出している(日本未発売)。Dungeons & Dragons GAMEは初期レベル(5レベルまで)のキャラクターに必要なルール・データだけを抜き取り、さらには買ったその日にすぐ遊ぶことはができるように丁寧な記述がされたシナリオ、そのシナリオの舞台となる場所のフルカラーのポスターマップ、プレイヤーキャラクター(PC)用のメタルフィギュア、シナリオに出てくるモンスターのペーパーフィギュアなどをセットにしたボックスであった。
;Classic Dungeons & Dragons GAME(第6版)
:1994年発売。第5版の「New, Easy to Master Dungeons & Dragons Game」と同じコンセプトで作られたもので、フィギュアやカラーマップ、すぐ遊べるシナリオなどが入ったボックスセット。Rules Cyclopediaの関連製品ではなく新作の体裁で発売されたので、この記事では便宜上第6版として扱っている。クラシックD&Dのルール大系を引き継ぐ製品としては最後のものとなった。
以降は、日本語化された第4版と第5版を中心に記述する。
日本でのクラシックD&Dは新和が翻訳した第4版が良く知られている。クラシックD&D4版はルールブックがプレイヤーキャラクターのレベルに応じて分割されていたのも特徴である。レベルが上がるとデータが増えるだけでなく、ゲーム中で使用されるルールそのものが追加された。例えば、1~3レベルのキャラクターを扱う「ベーシックセット」ではダンジョン探索以外のルールがない。このルール下では野外の冒険(ウィルダネスアドベンチャー)や街での冒険(シティアドベンチャー)がほぼできない。これらの冒険を行うためのルールはより高レベル用のキャラクターのためのルールブックに付記されている。これは、初期レベルのキャラクターを使用している状態ではルールについてほとんど知らない初心者である可能性があるため使用するルールの数を少なくし、レベルが上がってきたキャラクターを使用している状況ではそれだけゲームのプレイ回数を重ねているのだから、高度なルールを追加しても問題がない、という考え方がされているためである。
レベル毎のルールブックは箱に入れて発売されていた。日本ではその箱の色がレベル別ルールブックの通称ともなっていた(赤箱、青箱など)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ」の詳細全文を読む




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