翻訳と辞書
Words near each other
・ ギリシャ史
・ ギリシャ哲学
・ ギリシャ哲学者列伝
・ ギリシャ喜劇
・ ギリシャ国
・ ギリシャ国営放送
・ ギリシャ国家情報庁
・ ギリシャ国王
・ ギリシャ国王の一覧
・ ギリシャ国鉄
ギリシャ国鉄3107形気動車
・ ギリシャ国鉄AA.6451形気動車
・ ギリシャ建築
・ ギリシャ悲劇
・ ギリシャ教父
・ ギリシャ数字
・ ギリシャ文字
・ ギリシャ文学
・ ギリシャ料理
・ ギリシャ旅情


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ギリシャ国鉄3107形気動車 : ミニ英和和英辞書
ギリシャ国鉄3107形気動車[ぎりしゃこくてつ3107がたきどうしゃ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くに]
 【名詞】 1. country 
国鉄 : [こくてつ]
 【名詞】 1. national railway 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
: [げ, き]
  1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of
気動車 : [きどうしゃ]
 (n) train powered by a diesel or internal-combustion engine
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

ギリシャ国鉄3107形気動車 : ウィキペディア日本語版
ギリシャ国鉄3107形気動車[ぎりしゃこくてつ3107がたきどうしゃ]
ギリシャ国鉄3107形気動車(ギリシャこくてつ3107がたきどうしゃ)は、ギリシャペロポネソス半島ディアコフト・カラヴリタ鉄道()で使用される山岳鉄道ラック式気動車であり、製造されたスイスの形式付与方によるBDmh2Z+4A/12形とも呼称され、現車にこの形式名も記載されている。
== 概要 ==
1896年に開業したギリシャ唯一のラック式鉄道である750mm軌間のディアコフト・カラヴリタ鉄道(通称オドンドトス〔Οδοντωτός/ODONTOTOS〕)は、当初ピレウス・アテネ・ペロポネソス鉄道〔Σιδηρόδρομοι Πειραιώς-Αθηνών-Πελοποννήσου、Piraeus, Athens and Peloponnese Railways(SPAP)、主にペロポネソス半島の沿岸部に1000mm軌間の鉄道を建設・運営していた〕によって建設と運行がなされ、近年では1958-67年にいずれもフランスで製造されたBillard〔Établissements Billard, Tours〕製の3001形およびドコービル〔La société Decauville〕製の3004形の両形式を使用してギリシャ国鉄によって運行されており、国内有数の観光路線となっていた。しかしながら、これらの機材や施設の老朽化が進んでいたために2003-09年に機材の更新とこれに伴う軌道等の強化を軸とした総額37百万ユーロの近代化計画が実施されることとなり、2007年スイスシュタッドラー・レール〔Stadler Rail AG, Bussnang〕から3両固定4編成が導入され、翌年から運行を開始した電気式のラック式気動車が本項で記述する3107形である。シュタッドラー・レールは、従来スイスを初めとする各国のラック式鉄道車両を手がけてきたSLM〔Schweizerische Lokomotiv-und Maschinenfablik, Winterthur、日本向けのラック式鉄道車両としては、鉄道省ED41形の車体、台車・駆動装置の製造を手掛けている〕が企業再編によってSulzer-Winpro〔Sulzer-Winpro AG, Winterthur、なお、この際にSLMのエンジニアリング部門はアドトランツに引継がれ、現在ではボンバルディア・トランスポーテーションの一部門となり、台車の開発等の行なっているほか、2000年蒸気機関車製造部門がDLMとして、2001年に計測部門がPROSEとして分離独立している〕となった1998年に、同社のラック式鉄道車両部門を引継いで〔なお、Sulzer-Winproについてもその後統合して、2001年にWinproに、2005年にはシュタッドラー・レール・ヴィンタートゥールとしている〕、その後もスイスおよびヨーロッパ向けを中心に多くのラック式鉄道車両を製造しているメーカーとなっている。
本形式は、基本設計は同社の低床式車両シリーズであるGTW〔Gelenktriebwagen、走行機器を集中搭載した4輪単車の電気もしくはディーゼル式の動力ユニットに1車体片側1台車で片持ち式の客車数両を組み合わせたモジュラー式構造の機体〕のものを、台車、駆動装置1980-90年代にSLMが開発し、その後シュタッドラーが引き継いだ標準型ラック式電車シリーズ〔車軸配置2z'2z'+2z'2z'もしくは1Az'1Az'+1Az'1Az'の2両固定編成で、片側軸にラック式もしくはラック/粘着式駆動装置を装荷した2軸ボギー式偏心台車を特徴としており、ヴェンゲルンアルプ鉄道BDhe4/8 131-134形ユングフラウ鉄道Bhe4/8 211-218形ゴルナーグラート鉄道Bhe4/8 3051-3054形ドイツのヴェンデルシュタイン鉄道Beh4/8型、バイエルン・ツークシュピッツ鉄道10-11型などが挙げられ、一部の機種はその後シュタッドラー・レールに引継がれて2002年まで生産されている〕のものをそれぞれベースとし、ラック式駆動装置を装備した台車と、粘着式駆動装置を装備した台車を別個に装備して構造の簡略化と粘着区間での最高速度の確保を図ったことが特徴となっており、3両固定編成で6基装備される台車のうち、中央車体の2基がラック区間の駆動用ピニオン1軸を、両端車体の各1基が粘着区間用の動軸1軸をそれぞれ装備しており、両端車体の残る1基ずつはラック/粘着区間どちらの駆動装置も装備しない従台車となっている。なお、粘着式駆動装置での車軸配置2‘B’+2’2’+B’2’、ラック式駆動装置での車軸配置は2’2’+1A’1A’+2’2’となっており、双方合わせた表記では2’B’+1Az’1Az'+B’2’となっているほか、本形式をGTWシリーズの一形式とする資料もある。機番と製造所、製造年、製造番号、車体番号は下記のとおりである。
*3107 - Stadler - 2007年 - L-4090 - 3107+3507+3207
*3108 - Stadler - 2007年 - L-4091 - 3108+3508+3208
*3109 - Stadler - 2007年 - L-4092 - 3109+3509+3209
*3110 - Stadler - 2007年 - L-4093 - 3110+3510+3210


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ギリシャ国鉄3107形気動車」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.