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キラーエイプ仮説 : ミニ英和和英辞書
キラーエイプ仮説[きらーえいぷかせつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [かり]
  1. (n,adj-no) temporary 2. provisional 3. informal 4. unauthorized 5. unauthorised 6. fleeting 7. assumed (name) 8. interim 9. acting 
仮説 : [かせつ]
  1. (n,adj-no) hypothesis 2. supposition 3. fictional 
: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

キラーエイプ仮説 : ウィキペディア日本語版
キラーエイプ仮説[きらーえいぷかせつ]
キラーエイプ仮説とは戦争や個人間の攻撃性が人の進化の原動力となったという仮説。1950年代にレイモンド・ダートによって提唱され、ロバート・アードリーの『アフリカ創世記』(1961年)で拡張された。
キラーエイプ仮説によれば、人類の祖先が強い肉食性であり、それによる大きな攻撃性が他の霊長類とは異なっていたことが人類を他の霊長類とは異なった種として進化させた要因であった。さらにこの攻撃性は人類の本性として残っており、殺人本能となっている。
この仮説は暴力への衝動がヒトの精神の基盤であるという示唆によって悪評を得た。
キラーエイプという用語は際だって攻撃的な類人猿という意味ではない。この語はヒトの攻撃性の人類学的な分析に関するものである。現在の行動、例えば自分の領地の防衛や殺人などの行為がヒト科の祖先に由来していると考える。
この説の命名者レイモンド・ダートは『類人猿からヒトへの略奪的変化』でこの仮説を論じた。
ダートはオーストラリア解剖学者人類学者グラフトン・エリオット・スミス(1871-1937)に言及する。問題はヒトが他の類人猿と異なる性質を発達させた要因はなにか、である。この疑問への答えは基本的に三種類ある。の巨大化、言語の獲得、直立二足歩行である。スミスはこの最後の要因を排除した(さもなければ昔から二足歩行しているテナガザルがヒトの祖先かもしれないということになってしまうであろう)。スミスにとってより関連すると思われた点は脳の大きさであった。脳の大きさは二足歩行を促し、歩くためにはもはや必要がなくなった手の一般的な使用によってさらに拡張された。
ダートがアウストラロピテクス(1925)を発見するまでこの論争は解決されなかった。
== ダートの主張 ==
およそ250万年前のものと見られる頭蓋骨、いわゆるタウングチャイルドは二足歩行する類人猿の最初の証拠であった。スコットランドの医者ロバート・ブルーム(1892年以降オーストラリアで考古学者として生きた)はこの主張に同意したひとりである。5年後に彼は南アフリカで人生を費やすことに決めた。1946年にブルームもアウストラロピテクスの化石を発見した。彼の発見もダートと同じ方向を示していた。
その後の検証は脳のサイズが進化の段階と同等視できないことを示した。現在では複雑な活動の結果が直接脳の発達という進化的反応を引き起こしたという説明の方が遙かに支持されている。
ダートとブルームはチャールズ・ダーウィンと同じようにこの新たなタイプの移行が他の種や他の動物とは異なる重要な利点をもたらしたのだと考えた。
南アフリカ、Makapanに位置する石灰岩洞窟の骨の調査はダートの主張を支持するように思われた。そこでは動物の骨を利用した棍棒が発見された。このような武器の発達は攻撃性の発達の兆候を示す。
ダートはその主張を極端化して示し、人類の祖先は肉食性で殺人鬼の類人猿(彼の用語では「前人類」)であると主張した。前人類は組織化されており集団で大きな動物を狩ることができた。火を使う能力と顕著な社会性ゆえに彼らは前人類は人間に近いと考えられる、とダートは述べた。ダートはまた肉を食べる欲求が常にあったと主張した。昆虫から大型ほ乳類、さらにはカニバリズムでさえその結果であると述べた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キラーエイプ仮説」の詳細全文を読む




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