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ガルバニ電池 : ミニ英和和英辞書
ガルバニ電池[がるばにでんち]
galvanic cell
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: [いけ]
 【名詞】 1. pond 
ガルバニ電池 : ウィキペディア日本語版
ガルバニ電池[がるばにでんち]
ガルバニ電池(ガルバニでんち、)とは、異種の電気伝導体が直列につながっていて、そのうち少なくとも1つがイオン伝導体の相であり、かつ両端の相が同じ化学的組成の電子伝導体である電気化学的なである〔玉虫伶太『電気化学(第2版)』, 東京化学同人, 2頁(1991)〕。ガルバニ電池のうち、一般的に、化学エネルギーから電気エネルギーへの変換を目的とするものは化学電池または電池と呼ばれ、電気エネルギーから化学エネルギーへの変換を目的とするものは電解槽と呼ばれる。(注:化学電池についてのみを「ガルバニ電池」とする流儀もある〔Peter Atkins, Julio de Paula, 千原 秀昭(訳), 稲葉 章(訳)『アトキンス 物理化学要論 (第4版)』, 東京化学同人, 189頁(2007)〕。)
== 歴史 ==
イタリアの医師、解剖学者ルイージ・ガルヴァーニは、解剖したカエルの足の筋肉に電気を通じることで、筋肉が活動することを発見している。実験ではライデン瓶に蓄積した静電気を用いた。これに先立ち、生きているカエルの足に電気を通じた場合に痙攣が起きることは確認していた。一連の実験をくり返すうちにうちに、1780年、電気を通じない場合にも、カエルの筋肉が収縮する場合があることを見いだす。絶縁体であるガラスを用いた実験などを工夫し、さまざまな説を検討した結果、電気の源を筋肉自体にあるとした。ガルヴァーニはベンジャミン・フランクリンによる1752年の実験結果を知っていたため、雷雨によってカエルの筋肉が動くかどうかを1780年代の後半に実験し、雷雨の影響も確認している。フランクリンの理論は電気を流体と考えており、ガルヴァーニは神経がこの電気流体を伝えると考えた。ガルヴァーニの理論は、ボローニャにおいて1791年に発表された論文 ''De viribus electricitatis in motu musculari :Commentarius'' において体系化された。一方、ガルヴァーニの実験を追試したアレッサンドロ・ボルタは、電気が筋肉や神経ではなく、実験に用いた2種類の金属の接触に由来すると考えた〔Alexander Volta, "On the Electricity excited by the mere Contact of conducting Substances of different kinds," ''Phil. Trans. Royal Soc.'', vol.90, pp.403-431(1800)〕。ガルヴァーニとボルタは同時代人であり、互いの説のどちらが正しいのか、科学者の間で当時から論争となった。結局、ボルタの説が正しいことが分かり、ボルタによる最初のガルバニ電池であるボルタ電池の発明にいたっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ガルバニ電池」の詳細全文を読む




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