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カ科 ( リダイレクト:カ ) : ウィキペディア日本語版
カ[か]

(蚊)は、ハエ目(双翅目)糸角亜目カ科(学名: )に属する昆虫である。ナガハシカ属イエカ属ヤブカ属ハマダラカ属など35、約2,500が存在する。ヒトなどから吸血し、種によっては各種の病気を媒介する衛生害虫である。
英語の という単語は、スペイン語もしくはポルトガル語に由来し、「」を意味する に指小辞のついたものである。この語の使用された記録は1583年にさかのぼる。
カの最も古い化石は、1億7,000万年前の中生代ジュラ紀地層から発見されている。
== 形態・生態 ==

; 体長
: 成虫ハエと同様、2枚のを持ち、後翅は退化して平均棍になっている。細長い体型で、は丸く、は長い。大きさはさまざまだが、ほとんどは15mm以下である。飛行能力は低く、エアコン扇風機といったわずかなによって飛行障害を起こしてしまう。
; 飛行速度
: 重量はわずか2–2.5mg、飛行速度は約1.5–2.5km/hほどであり、通常でも1秒間に520回以上羽ばたくが、吸血後は体が重くなるため大幅に羽ばたく回数が増え、それに伴い飛行速度は落ちる。カの飛翔距離やそれに起因する行動圏の広さは種によって様々である。
: 長崎県における調査によるとコガタアカイエカの通常の1日の行動範囲は1km程度であるが、中には1日で5.1kmの距離を飛ぶ個体もあり、また同種が潮岬南方500kmの位置から採集されている。これは風速を考慮すると高知県から24時間、あるいは静岡県から19時間で到達したと考えられている。その一方で、バンコクにおけるネッタイシマカの調査では24時間で37mしか移動していないことが記録されている。
: JICAの公表する資料によれば、ハマダラカの中でタンザニアダルエスサラーム市(最大都市)とタンガ市(北部の港湾都市)で流行している土着マラリアの主要な媒介蚊 (真水で棲息)と (塩水で棲息)の成虫の飛翔範囲は幼虫棲息地を中心に数百mであるという〔http://jica-ri.jica.go.jp/IFIC_and_JBICI-Studies/jica-ri/publication/archives/jica/kenkyu/04_40/pdf/40_05.pdf 「タンザニアにおける日本の都市マラリア対策
―15 年の実績と将来への課題―」高橋央、半田祐二朗、山形洋一 JICA 2016年1月22日閲覧〕。また同じハマダラカ類で、一日の飛翔距離は で800 m 程度、 で9kmであることが記録されている。
; 羽音
: 蚊の羽音は300Hz–600Hz(およそE4–E5)程度であり、種類によって異なる。羽音を利用した誘殺駆除や忌避グッズもあるが、羽音の10倍もの倍音を持つ3–6kHzの音を発する忌避グッズもある。こういった超音波や音波で蚊を避けるグッズは、2007年11月20日、公正取引委員会により、公的機関での実験の結果効果が認められないとされ、景品表示法違反による排除命令が出された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mosquito 」があります。




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