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カニダマシ科 : ウィキペディア日本語版
カニダマシ科[かにだましか]

カニダマシ科 Porcellanidae は、甲殻類の1群。カニに似た姿をしているが、ヤドカリの仲間である。
== 特徴 ==
全体にカニによく似た動物〔以下、主として西村編著(1995),p.369-370〕。背甲は前後、あるいは左右に長いこともあるが、ほぼ円形で、前端に棘状に突出する額角は、多くのものであまり発達しない。眼柄の基部に角状に突出する眼棘は、多くのヤドカリ類にあるが、この群にはない。また第二触角の基部に退化した外肢である触角鱗があるが、本群ではこれを欠き、この触角は長い単純な糸状となっている。
胸部にある5対の胸肢の内、第1脚はよく発達した鋏となる。これは左右不対称の場合が多い。第2-4脚は歩脚状で、第5脚は小さな鋏型で、これは背甲の下の鰓室に入っている。つまり、外見的には1対の鋏と3対の歩脚のみを持つ。腹部はよく石灰化しており、幅広くて平らで、胸部の腹面に押しつけるように折りたたまれている。腹部の末端は尾節と尾肢があり、明確な尾扇を形成している。これはエビの尾の先にある鰭の並んだ扇状のものと同等の構造だが、この類では互いに寄り合って腹部先端に平らな面を作るものとなっている。尾扇は5葉に分かれるものと7葉のものがある。またこの尾扇の部分を更に内側に折りたたむことはしない。

File:Petrolisthes japonicus isokandms ura01.jpg|イソカニダマシ・腹面
File:Petrolisthes japonicus isokandms ura02.JPG|同・拡大
腹部末端が尾扇

腹部の付属肢としては、雌では第4-5節のそれぞれから出る2対の腹肢があるか、またはこれに加えて第3節にも1対の腹肢を持つ。雄では第2節によく発達した腹肢1対がある〔三宅(1982),p.234〕。
小柄な動物が多く、背甲の長さが3-15mm程度のものがほとんどである〔大澤(2008),p.15〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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