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エストロゲン受容体 : ミニ英和和英辞書
エストロゲン受容体[-じゅようたい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

受容 : [じゅよう]
  1. (n,vs) reception 
容体 : [ようだい]
 【名詞】 1. condition (usually animate) 

エストロゲン受容体 : ウィキペディア日本語版
エストロゲン受容体[-じゅようたい]
エストロゲン受容体(エストロゲンじゅようたい、英:Estrogen Receptor、ER)とはステロイド受容体スーパーファミリーに属する分子の一つである。卵胞ホルモン受容体とも呼ばれる。そもそもエストロゲンとはエストロン(E1)、エストラジオール(E2)およびエストリオール(E3)の3種類の分子を指しており、いずれもERとの結合能を有するが、中でも生体における産生量はE2が多い。エストロゲンはステロイドホルモンの一種であり、生殖機能の形成および細胞の増殖を促進する働きを持つ。その生理作用を発現するためには標的組織に存在しているERへの結合を介する必要がある。ERに対してリガンドが結合するとERは活性化〔Dahlman-Wright K, Cavailles V, Fuqua SA, Jordan VC, Katzenellenbogen JA, Korach KS, Maggi A, Muramatsu M, Parker MG and Gustafsson JA.(2006)"International Union of Pharmacology. LXIV. Estrogen receptors."''Pharmacol.Rev.'' 58,773-81. PMID 17132854.〕を受けてDNAへの結合が促進され、遺伝子転写を制御する転写因子として機能する。また、植物中に含まれるイソフラボンなどの分子(植物性エストロゲン)や内分泌撹乱物質もERに対して結合能を有し、作用を発現することが知られている。
== 研究の経緯 ==

1950年代にエルウッド・ジェンセンハーバート・ヤコブソン放射性元素であるトリチウムでラベルしたエストロゲン分子が標的組織に集積する性質を持つことを見出した。そこで、これらの組織にはエストロゲンに対する受容体が存在するのではないかという仮説に行き当たり、1966年にヒトやラットの組織からエストロゲン受容体(ER)が発見された(後にERαと呼ばれる分子である)。その後、1986年にERをコードする遺伝子配列が分かり、1993年にER遺伝子のノックアウトマウスが作成された。1996年に第二のERタンパク質であるERβがラットの前立腺から発見され、その解釈は複雑さを増した。研究が進むと、ERαとERβの間にはDNA結合ドメインの相同性もなく、組織分布も異なることが分かり、それぞれ異なった機能を有していることが示されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エストロゲン受容体」の詳細全文を読む




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