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ウェブリー・リボルバー : ミニ英和和英辞書
ウェブリー・リボルバー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ウェブリー・リボルバー : ウィキペディア日本語版
ウェブリー・リボルバー[ちょうおん]

ウェブリー・リボルバー(Webley Revolver)、またはウェブリー中折れ式リボルバー(Webley Break-Top Revolver)、ウェブリー自動排莢式リボルバー(Webley Self-Extracting Revolver)とは、イギリスで開発された回転式拳銃である。1887年から1963年まで、本国と植民地を含むイギリス帝国およびイギリス連邦諸国における標準的な軍用拳銃であった。
ウェブリー・リボルバーは自動排莢装置を備えた中折れ回転式拳銃である。最初のモデルであるウェブリー Mk Iは1887年に採用された。その後、1899年から1902年まで続いたボーア戦争の最中には改良型のウェブリー Mk IVが採用されている。そして、最も有名なのが第一次世界大戦只中の1915年に採用されたウェブリー Mk VIである。
ウェブリー・リボルバーが使用するは、官給拳銃として採用された中折れ回転式拳銃用の銃弾としては特に強力なものとして知られる。現在、.455ウェブリー弾を使用するウェブリー・リボルバーは使用されていないが、を使用するモデルは現在でも一部の国で警察や軍隊の官給拳銃として使用されている〔Historic firearm of the month, July 1999 , Cruffler.com. Retrieved on 2006-12-02〕。
==歴史==
英国の企業である社では、19世紀中頃から20世紀末にかけて様々な回転式拳銃を開発・製造してきた。1853年には最初の特許取得製品であるシングルアクションのキャップ&ボール装填式〔薬莢を用いず、雷管(キャップ)と弾頭(ボール)、黒色火薬を直接シリンダーに装填する方式。〕中折れ回転式拳銃を発表している。また、同社は米国スミス・アンド・ウエッソン社製の回転式拳銃をライセンス生産しており、これを参考にした新設計の製品もいくつか発表している。こんにち、一般に「ウェブリー・リボルバー」として知られている中折れ回転式拳銃の原型は、1870年代に開発・生産されたシリーズに見られる。初期のシリーズの代表的な製品としてはウェブリー・プライス(Webley-Pryse, 1877年発表)およびウェブリー・カウフマン(Webley-Kaufman, 1881年発表)が挙げられる。1885年から1900年代初頭まで生産されていたウェブリー・ガバメント(Webley-Government, W.G)と呼ばれるシリーズは.476ないし.455口径弾を使用し、当時の民生市場における中折れ回転式拳銃として最も人気があったほか、英陸軍将校用の官給拳銃としても調達された。しかし、当時はウェブリーRICやなど、持ち運びが容易な短銃身のソリッドフレーム型回転式拳銃の方が一般的であった。
1887年、英陸軍では1880年に採用されたものの評判の芳しくない.476口径エンフィールドMk IおよびMk IIに代わる新たな制式拳銃の選定に着手した。当時、ウェブリー・アンド・スコットは民生・軍用共に多くの拳銃を発表しており、この新制式拳銃の選定に関するトライアルにも新型の.455口径自動排莢式リボルバーを提出している。軍部ではこの拳銃が概ね好評で、1887年11月8日には制式名称ウェブリーMk Iピストル(Pistol, Webley, Mk I)として採用された〔§ 6075, ''List of Changes in British War Material'' (hereafter referred to as "LoC"), H.M. Stationer's Office, periodical〕。最初の契約では10,000丁のウェブリー・リボルバーが要求され、1丁あたりの値段は3ポンド1シリング1ペンス(£3/1/1)とされていた。また、8ヵ月間に少なくとも2,000丁の納品が求められていた〔Skennerton, Ian D., ''Small Arms Identification Series No. 9: .455 Pistol, Revolver No. 1 Mk VI'', p. 6, Arms & Militaria Press, 1997.〕。
その後、ウェブリー・リボルバー改良を重ねつつ生産が続けられた。最終モデルであるMk VIの調達期間は1915年から1923年までであった。1947年までにほとんどの.455口径モデルは退役し、エンフィールド・リボルバーなどと共に少数残されていた.38/200口径モデルも1963年までに退役した。民生市場向けにはウェブリー・ガバメントやウェブリー・ウィルキンソンなどのシリーズが販売され、将校の中にはウェブリー・リボルバーの退役後もこれらを個人的に購入して使用する者が少なくなかったという。

File:Webley_MkI_P0.jpg|ウェブリー Mk I(1887年頃製造、.455口径モデル)
File:Webley Mk III Police & Civilian 1792.jpg|ウェブリー Mk III(.38口径)
File:Webley-Mark-IV-p1030061.jpg|ウェブリー Mk VI(.455口径、官給モデル)
File:Webley-Mk-IV-p1030102.jpg|ウェブリー Mk VIのシリンダー
File:Webley W. G. Model.JPG|ウェブリー・ガバメント(.455/476口径)
File:Webley IMG 6793.jpg|フレームを開いたウェブリー Mk VI
File:IOF-32-REV-1.JPG|
File:Webleypocket.jpg|ウェブリー・ポケット・ピストルのコピー品(.38 S&W弾モデル、バグラム空軍基地にて撮影)
File:455in SAA Ball - Webley 455 Ammunition.jpg|ウェブリー.455弾
File:380RevolverMkIIz Cartridges.JPG|第二次世界大戦期に調達されたMk IIリボルバー用.380弾の紙箱


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウェブリー・リボルバー」の詳細全文を読む




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