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ウイマム : ウィキペディア日本語版
ウイマム
ウイマムは、アイヌが隣邦の首長との間で行った交易形態。後に松前藩がアイヌの主だった指導者を藩主に拝謁させる儀式へと転化させた。
== 概要 ==
本来は時を定めて毛皮海産物・工芸品などの特産物を積んだ特別な船(ウイマムチップ)で隣邦を訪問し、領主に拝謁してこれらを献上して、隣邦側からや衣服を得て帰郷する形態であった。
ウイマムの語源としては、日本語の「ういまみえ(初見)」「おめみえ(御目見得)」の転訛説とアイヌ語の「交易」を意味する語とする説がある。
元和元年(1615年)、アイヌの首長が松前藩主・松前公広に拝謁して海獺の毛皮を献上したのを機にアイヌによる松前藩へのウイマムが開始されたが、後に松前藩(江戸幕府直轄時代は松前奉行)が蝦夷地支配の手段として用いられるようになると、藩主がアイヌに謁見する「謁見礼」「目見得礼」へと転化していった。松前奉行支配の文化13年(1816年)は蝦夷地の場所を5つに分けて、漁閑期にあたる7月から9月に交替でウイマムを行わせた。また、幕府の巡検使に対するウイマムも行われた。
アイヌからの献上品は毛皮や海産物・工芸品など、松前藩・松前奉行からの下賜品は拝謁者の身分によって異なるものの、陣羽織漆器煙草・酒などであった。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウイマム」の詳細全文を読む




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