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イスラム陶器 : ミニ英和和英辞書
イスラム陶器[うつわ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラム : [らむ]
 【名詞】 1. (1) lamb 2. (2) rump 3. (3) rum 4. (4) RAM (random access memory) 5. (P), (n) (1) lamb/(2) rump/(3) rum/(4) RAM (random access memory)
陶器 : [とうき]
 【名詞】 1. pottery 2. ceramics 
: [うつわ]
 【名詞】 1. (1) bowl 2. vessel 3. container 4. (2) ability 5. capacity 6. calibre 7. caliber 

イスラム陶器 ( リダイレクト:イスラームの陶芸 ) : ウィキペディア日本語版
イスラームの陶芸[いすらーむのとうげい]

イスラームの陶芸(イスラームのとうげい)ではイスラーム文化圏における陶芸について解説する。
陶芸は、偶像崇拝につながるものをきびしく制限するイスラームの美術においては、全ての時代・地域を通じて最も有力な芸術分野のひとつであった。
イスラームの陶芸は複雑な分野であり、絶えず変化してきた。陶芸は「火の芸術」のなかのひとつであり、2つの領域に大別される。ひとつは食器などのように成形される作品であり、もうひとつは全体で壁の外装となる個々のタイルである。本質的に両者は、技法や作り手、モチーフにおいて互いに結び付いている〔Porter, Venetia. ''Islamic tiles''. Londres : The British Museum Press, 1995, p. 8〕。
イスラームの陶芸の研究にはさまざまな資料が用いられる。
* 実物資料の科学的研究
* 作品を再現することを目的とした実験室での分析
* 歴史的な文献は極めて稀である〔こうした文書類がほぼ存在しないのは、陶工たちが工房の秘密を守ろうとしたためではないかと考えうる。cf. Porter, Y. « Les sources écrites sur les techniques de la céramique dans le monde musulman », in Mouliérac, Jeanne. ''Céramiques islamiques du monde musulman''. Paris : Institut du monde arabe, 1999.〕。大概は、情報は断片的・逸話的なもので、他の分野を扱う作品の中に含まれているが、以下のように陶芸がより本格的に扱われる場合も存在した。
 * 1035年に完成したアブー・ライハーン・アル・ビールーニーの鉱物学論ではエナメルの方法について言及しているが、それが陶芸で使われているかについては明言していない。
 * 1196年にホラーサーンで書かれた匿名の『宝飾の書』はラスター彩の技法を記述している。
 * 1301年にアブル・カシム・アル=カシャニという名前のイラン(カーシャーン)の陶工により書かれた記事には数多くの制作法が書かれている〔この記事の英訳が注釈付きで公開されている: Allan, J. W., « Abu’l-Qasim’s Treatise on Ceramics » . ''Iran'', 11, 1973. p.111 - 120.〕。
 * ずっと後の時代のカージャール朝の陶工アリー・ムハンマド・イスファニによる書物(1888年)もある〔 Mohamed, Ustad Ali. ''On the manufacture of moderne Kāshi earthenware tiles and vases in imitation of the ancient''. Trad. anglaise John Fargues. Edinburgh : Museum of science and art, 1888. 〕。
ありふれた雑器からもっぱら王侯貴顕が使用する品々に至るまで、その品質には幅があるだけに、イスラーム精神世界における陶芸の地位を明らかにするのは必ずしも容易ではない。最も高価で洗練された作品は、宮廷向けの奢侈品としての役割を担っていたことは明らかであり、必ずしも実用的なものではなかった。
陶芸は工房単位でなされる工芸であったため、陶工たちの名前は知られず、作品には署名がされないことがほとんどであった〔セルジューク朝では陶工の名や年代を記した銘文が多かった。〕。そのかわり、工房の印がいくつか知られている。陶器は輸出されることが多く、時には高級品もしくは何かの容器として極めて遠くまで運ばれることもあったため、産地もまた不明確となっていることが多い。信頼できる史料に記載されている場合、もしくはが発見され、そのなかに焼き損じや成形ないし整形の道具などが発見された際の考古学的考証によってしか産地を確定させることができないのである。
== 製法 ==
この節ではイスラームにおける陶器の製法を解説する
〔Sur la technique, en général, voir outre ''La céramique islamique'' de Jean Soustiel, Jeanne Moulierac, ''Céramiques du monde musulman'', Paris : Institut du monde arabe, 1999, p. 36-80〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イスラームの陶芸」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Islamic pottery 」があります。




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