翻訳と辞書
Words near each other
・ アーロン・ワード (DD-483)
・ アーロン・ヴァイル
・ アーロン・ヴィンター
・ アーロン・ヴェイル
・ アーロン・ヴェナブル・ブラウン
・ アーロン収容所
・ アーロン盤
・ アーロ・パヤリ
・ アーン
・ アーンエム
アーンショーの定理
・ アーンジャニュー・エリス
・ アーンスト&ヤング
・ アーンストチズガメ
・ アーンスト・アレキサンダーソン
・ アーンスト・アンド・ヤング
・ アーンスト・ゴンブリック
・ アーンスト・ハース
・ アーンスト・ベーコン
・ アーンスト・ルートヴィヒ・フォン・ゲルラッハ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アーンショーの定理 : ミニ英和和英辞書
アーンショーの定理[あーんしょーのていり]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
定理 : [ていり]
 【名詞】 1. theorem 2. proposition
: [り]
 【名詞】 1. reason 

アーンショーの定理 : ウィキペディア日本語版
アーンショーの定理[あーんしょーのていり]

アーンショーの定理(アーンショーのていり、)は、任意の電荷のない領域において静電場が存在するとき、その領域に荷電粒子をおいた場合、粒子は安定なつり合い状態を維持できないというものである。名称はによる。
これは電位 φ(スカラー量)が、先の任意の領域で、ラプラス方程式
: \Delta \phi = 0
を満たす調和関数であるとき、その領域内で電位 φ は極大、極小を持たないということ(ただし、領域の境界は除く。また鞍点の存在は可能)を意味する。右辺が値を持つ場合はポアソン方程式と呼ばれ、この場合は領域内で φ の極大値が許される。
この定理は、静電場だけでなく磁石と磁性体のみからなる静磁場でも成り立つ。すなわち、アンペールの法則では磁場 \vec の周回積分が積分路を貫く電流 \mu_0 \vec に等しくなるが、巨視的電流が存在しない系では磁場
: \vec = \frac-\vec
はスカラポテンシャルを持ち、ラプラス方程式を満足する。
== 直感的な証明 ==
アーンショーの定理を、静電場を使い直感的に証明すると以下の通り。
いま、スカラポテンシャル場 φ があるとすると任意の点において電場 \vec
: \vec = - \mbox \, \phi
と書ける。考えている領域内のある点で φ の極大があったと仮定する。その極大点を取り囲む小さな閉曲面を考える。すると、その閉曲面近くの電場ベクトルは必ず閉曲面を内から外へ貫く。勾配 grad φ が φ の極大点近傍では極大点に向かうためである。
すると ガウスの法則
: \iint \vec \cdot \hat ds = \frac
より、閉曲面で ''E'' を積分した値が正の値をとり、内部には電荷が存在することになり仮定と矛盾する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アーンショーの定理」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.