翻訳と辞書
Words near each other
・ アーケシュフース県
・ アーケゾア
・ アーケノサウルス
・ アーケフルクツス
・ アーケプラスチダ
・ アーケプラスティダ
・ アーケロモン
・ アーケロン
・ アーケロン属
・ アーケン
アーケン石
・ アーケータ (カリフォルニア州)
・ アーケード
・ アーケード (建築物)
・ アーケードアーカイブス
・ アーケードカード
・ アーケードゲーマーふぶき
・ アーケードゲーム
・ アーケードゲームのタイトル一覧
・ アーケードゲームのタイトル一覧 (カプコン)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アーケン石 : ミニ英和和英辞書
アーケン石[あーけんせき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [こく, いし]
 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.) 

アーケン石 : ウィキペディア日本語版
アーケン石[あーけんせき]
アーケン石(Arkenstone)は、J・R・R・トールキン中つ国を舞台とした小説、『ホビットの冒険』に登場する宝玉である。

== 『ホビットの冒険』におけるアーケン石 ==

ドワーフトーリン・オーケンシールドの先祖であるの王、スライン1世(第三紀1934 - 2190年)が、(はなれ山)の底根で発見した、白く輝く大きな宝石で、山の精髄(the Heart of the Mountain)と呼ばれている。ドゥリンの一族の家宝として伝えられてきたが、ドラゴンスマウグがエレボールを襲った時(第三紀2770年)、アーケン石もドワーフたちの他の財宝と同様、スマウグに奪われた。
トーリン・オーケンシールド率いるドワーフたちは、ホビットビルボ・バギンズと共に、先祖の宝をスマウグから奪回するためにエレボールへの遠征を行ったわけだが、トーリンが何にもまして取り戻したいと熱望していたのが、このアーケン石であった。
トーリンはアーケン石を次のように描写している:
「アーケン石、ああ、アーケン石よ!」とトーリンは、夢みるようにひざの上にあごをのせて、くらやみのなかでつぶやきました。「千の切りだし面をもった大きな球じゃった。火をうければ白銀のごとく、日の光にかざせば水のごとく、星々の下で見れば雪のごとく、月の光をあびて雨のごとく、かがやいたものよ。」

アーケン石をスマウグの財宝の山の中から発見したのは、ビルボであったが、彼が近づくにつれてその白い輝きは増し、ぼうと青白い光を放った。「ビルボのたいまつの火のゆらめきにはえて、石のおもては、虹のようにちらちらとさざなみだつあらゆる色あやに彩られ」、「このアーケンの石は、その上に落ちるあらゆる光をおさめて、虹の多彩をまじえたさんぜんたる白光の千万の滝にかえてしまう」のだった。
この石の魔力にひかれて、ビルボの手は石へとのびた。彼の小さな手では覆うことができない大きさであり、また重くもあったのだが、彼は目を閉じると石を持ち上げ、自分のポケットの奥深くへとしまい込んだ。そして、トーリンが何よりもこの石を欲していることを知りながらも、この重大な発見を秘密にしていた。
スマウグは、怒りの矛先を湖の町にも向け、甚大な被害を与えるが、バルドによって射殺される。この竜退治の勇者バルドが、湖の町を代表してドワーフたちにスマウグの宝の分配を求めると、ドワーフたちはこれを拒絶する。この紛糾を解決すべく、ビルボは山に立てこもったドワーフたちの元をこっそり抜けだし、アーケン石をバルドに差し出す。トーリンが「黄金の川もおよばぬ」と言い、また「トーリンの命」であるこの石を、ドワーフたちとの交渉に使ってもらいたいと申し出たのであった。
バルド、エルフ王スランドゥイル、そしてガンダルフは、これをドワーフたちとの取引の切り札として提示するが、トーリンたちのもとには親族のも援軍に加わり、宝をめぐる紛争は戦いへと転じたのだが、その直後にゴブリンとワーグの急襲を受け、ドワーフたちは一転、エルフと人間と共に共通の敵であるゴブリンとオオカミと戦う。この五軍の合戦において、トーリンは致命傷を負い、落命した。
トーリンは山の奥底深くに葬られ、トーリンの亡骸の胸には、バルドの手により、アーケン石が置かれた。
「山がくずれるまで、その胸にいこわせよう!」とバルドがいいました。「ここに住むトーリンのともがらに、のちのちまでよい幸せをもたらすように!」


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アーケン石」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.