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アルフレッド・L・クローバー : ミニ英和和英辞書
アルフレッド・L・クローバー[あるふれっどえるくろーばー]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

アルフレッド・L・クローバー : ウィキペディア日本語版
アルフレッド・L・クローバー[あるふれっどえるくろーばー]
アルフレッド・ルイス・クローバー(Alfred Louis Kroeber、1876年6月11日 - 1960年10月5日)は、アメリカ合衆国文化人類学者。20世紀前半の学界人中、最もその影響力の大きかった人物のひとり。
== 人物 ==
ニュージャージー州ホーボーケンドイツ系の家庭に生まれる。
1901年コロンビア大学で、フランツ・ボアズの下生まれ育ったアラパホー地方でのフィールドワークに関する論文で学位を取得。その学者としてのキャリアの大半をカリフォルニア州で過ごし、その殆どがカリフォルニア大学バークレー校に於いてであった。カリフォルニア大学の人類学部の本館は、彼にちなんでクローバーホールとして知られている。
一般には文化人類学者として知られているが、考古学においても重要な業績を挙げており、また考古学と文化の関連付けを行う上での人類学への貢献も大きい。ニューメキシコ、メキシコ、ペルーで何度か発掘活動の指揮を取ったこともある。
クローバーと彼の弟子たちは、アメリカ合衆国の西海岸におけるネイティブ・アメリカンの諸部族の文化的データを収集し、それを一冊の報告に纏め上げている。これは、''Handbook of Indians of California'' (1925)として刊行されている。こうした既に消え去った部族の情報を保存しようとする試みは、今日では "Salvage ethnography" の名で呼ばれるようになった。文化地域や文化的配置といった概念を考え出し、広めたことでも知られている (''Cultural and Natural Areas of Native North America'', 1939年)。
影響力は、非常な大きなものがあり、多くの同時代人はあごひげと口ひげを蓄えた彼の風貌を、ほとんど社会科学者とはかくあるものと看做したほどである。クローバーとローランド・ディクソンは、北米でのネイティヴ・アメリカンの言語の発生的な分類においても大きな影響を及ぼしている。ペヌーティアン語とホーケン語のような分類には彼等の所説が考慮されている。
ヤヒ族の生き残りイシと一緒に仕事をしたことでも有名。イシは、カリフォルニアの部族ヤヒ族の最後の生き残りと言われているが、その信憑性には異論がないわけではない。彼の二番目の妻シオドーラ・クローバーは、よく知られているイシの伝記『イシ 二つの世界に生きたインディアンの物語』(岩波書店)を書いている。
彼の手による教科書『文化人類学』(Anthropology、1923年、1948年)は、長く広汎に利用されている。2度目の妻のシオドーラ・クローバーとの間に学者カール・クローバーと作家アーシュラ・K・ル=グウィンという子供をもうけている。シオドーラとの最初の結婚によって生まれた二人の子どもも認知しており、テッドと歴史家のクリフトン・クローバーである。クリフトンとカールは、最近(2003年)、一緒にイシのケースについて一冊の本、''Ishi in Three Centuries.'' を纏め上げた。これは、イシについて、アメリカインディアンの手になるエッセイも収録した初めての学術書となるものである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルフレッド・L・クローバー」の詳細全文を読む




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