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アルノ・シュミット : ウィキペディア日本語版
アルノ・シュミット

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アルノ・シュミット(1914年1月18日1979年6月3日)は、ドイツ人の作家であり翻訳家。ドイツ語圏以外ではほとんど知られていないにもかかわらず、またドイツにおいても人気がある作家だというわけでもないのに〔Allensbach Institute concerning German authors most read, and considered most important or famous by Germans. ">A poll by Allensbach Institute concerning German authors most read, and considered most important or famous by Germans. 〕、彼の作品が翻訳者にとっては手強いものに映るため、批評家達も作家達も、シュミットを20世紀におけるドイツ語の作家の中で最も重要な存在の一人だと考えている〔''Zettels Traum: Der Dichter Arno Schmidt'' , Deutsche Welle〕。

== 経歴 ==
ハンブルクに巡査の息子として生まれる。父の死後、1928年に母親とともに母の故郷であるローバン(現在ポーランド領内)に移る。ゴーリッツの中学校、実業学校に通う。卒業後、数ヶ月の間無職だったが、1934年にグリーフェンベルク(現ポーランド、グリフフ・シロンスキ)の織物会社で見習いとして働き始める。見習い期間終了後、株式会計係として同じ会社に雇われる。この頃、社内で将来妻となる女性、アリス・ムラウスキに出会う。二人は1937年8月21日に結婚する。子供はいなかった。第二次世界大戦が始まってすぐ、1939年に、シュミットはドイツ国防軍に召集される。そこでは数学の腕を見込まれ砲兵隊に配属される。最初はアルザスで、そして1941年以降はかなり静かだったノルウェイで軍務に就いた。1945年、シュミットは志願兵として北ドイツの前線に趣く。短期間となるにせよ自宅に戻ることを認めてもらうためだった。戦争は負けることが明らかであり、シュミットは、この帰宅を妻と自身のドイツ西部への逃亡の機会として利用したのである。捕虜にも、そしてドイツ市民に対しても非常に酷い扱いをすることで知られた赤軍による捕縛を逃れるためであった。シュミットはニーダーザクセン州でイギリス軍に投降した。避難民となって、シュミットと妻はほとんどその所有物を失ってしまった。失われたものの中には彼らが大切にしていた書籍のコレクションも含まれていた。
一時的にイギリス軍の戦争捕虜となった後、警察学校の通訳者となり、その後1946年にフリーランスのライターとしてのスタートを切った。ローバンの戦前の自分の家は今ではポーランドの施政下に置かれていたので、シュミットと妻は、この後西ドイツ領となる地域の中を何百万人もの避難民とともに、当局によってあちこちに移動させられることになった。こうした不確かで極端な貧困下におかれていた時期に、シュミット夫婦はシュミットの妹がアメリカから送ってきた「ケア・パッケージ」によって生き延びていた(妹のルーシーは、夫でドイツ系ユダヤ人で共産主義者のルディ・ケイスラーと一緒に1939年にアメリカに移住していた)。コルディンゲン(ボムリッツの近く)、ガウ=ビッケルハイム、カステル(この、後の二箇所は、新しく作られたラインラント=プファルツ州に存在する)などを一時的な居住先として転々とすることになった。カステルでは、冒涜罪と道徳破壊罪で告訴された。当時のドイツのカソリックが優勢な地域では、依然として罪だとみなされたのである。結果として、シュミット夫婦はプロテスタントの都市であるヘッセン州ダルムシュタットに移ることになった。こうしてシュミットに対して起こされていた訴訟は取り下げられた。1958年、夫妻は小さな村であるニーダーザクセン州のバルクフェルトに移る。この後、シュミット夫妻は生涯をその地で過ごし、シュミットは1979年に亡くなり、妻アリスは1983年に亡くなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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